飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

交代手配の気持ち

手前味噌な話ですが

アルバイトさんの1人が事故にあって

2週間くらい働けなくなりました。

スケジュールに4日くらい穴があきます。

 

いつもだったら

既存に入ってる人を伸ばしたりして

対応する事も多いのですが、

今はGO TO イートの効果で毎日予約が多いので、

人数は穴埋めしないといけません。

 

さあ、どうしたらいいものでしょうか。

 

こういう場合お店のラインに

「〇〇さんがケガしましたので〇〇日~〇〇日の

シフトが空いてしまいます。

だれか埋めてくださいませんか?」

と発表しちゃうケースもあると思いますが、

私はそういうやり方は良くないと思っています。

なぜなら、

まず個人情報がでちゃうから、

そして、

誰に頼むかが選べないからです

今回ケガした人はかなりのベテランです

この人の代わりになるレベルじゃない

人が応募してきたら困るし・・・

 

ですから

ひとりずつつ優先順位をつけて

ラインで依頼していくことにしました。

 

結構予定が埋まっている人が多く

作業が難航してしまっています

依頼を断れてしまうストレスってあるので

だんだん、ネガティブにもなってきまいした。

 

で、ふと、気が付いたのですが

「バイトの皆さん、毎日用事があるねんなあ」

ということです。

先月20日に予定をもらってスケジュール作った時は

空いてた日に、他のバイトや用事がしっかり入ってる。

 

提出された可能スケジュールを半分くらいしか

使いきれなくて「申し訳ないなあ」と思っていたの

ですが、「使い切っても申し訳ないのだな」と

気づいたのです。

 

何か気が楽になりましたし

バイトさんが当店で働くスケジュールを確保してから

私的な用事や 他のバイトを入れてくれている事に

改めて感謝。

 

すぐに代わりメンバ-が見つかるってのも

考えものですもんね

 

で 

ネガティブでなくなりましたわ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

換気とは

冬場になって感染者が増えてきました

3密回避は今でも大切です

 

秋は入口開けっ放しだったお店も

冬場は寒いようで・・・

「30分に1回扉を開けて換気しています」

とか言うてるお店もあります

 

ご丁寧にその言葉をテレビで流したりして

換気の重要性を説いたりしています

 

それで、換気できてるの??

 

普通のおうちだったら

「窓を開けて空気を入れ替える」で

いいんでしょうが、

飲食店が入口の扉を開放しても

店舗の奥行が長かったり

反対側に窓がないので空気が通らなかったり

しませんか

 

飲食店の空気の流れは4種類しかありません

自然給気

強制給気

排気

エアコンによる循環空気

 

空気をいれかえたいならば

まず

「排気(強制排気)」が不可欠です

 

逆に言うと排気しないと給気しません

排気が十分にできているお店は

入口を開けっぱなしにしなくても、

自然給気口(通常は天井裏)

から外気が入ってくるのです

 

だから

入口の扉を開けっぱなしで営業しているお店は

「排気能力」に問題があるのではないでしょうか

 

「入口を開けっぱなしで営業しているから

3密回避できている」とは言えませんな

 

テレビは

こんな感じで

科学的なコメントをしてくれたらいいなと

思います


第3波になって庶民の知識レベルは

上がってますが

相変わらず、

情報のレベルが低いんじゃないかな

 

政府がほんまに3密回避したいなら

排気能力の低い店舗を行政指導して

追加投資の相談に応じたら

いいんじゃないですか

 

冬の寒さの中

入口開けっ放しなのに換気できてない

お店で食事するお客様とか

従業員が気の毒



 

 

 

 

 

 

 

入口の扉を開けただけでは 換気にならない

こんなことは常識です

 

 

 

 

 

NET予約増加の中・・・

 

月曜、火曜って週の予定を立てるタイミング

なのでしょうか

昨日火曜日 GO TO イートの予約が15件

はいってきました。ネットの情報みるたびに予約が

入ってて、忙しい

 

予約満席で営業始めた日は

開店時は予約締切なのですが

席が空いてきたら

夜7時頃でも 

再度予約サイトを開けます

すると予約が来ます、

来店30分前の予約もありますね

 

結構細かい調整をして、

お客様がGO TO イートの

恩恵を得れるように考えてます

お客様の方でも5000ポイント以上を当店で

使って下さる方も増えてきていますので

GO TOイートが好循環してきているように思う

 

あとは ご来店いただいてるお客様に

「美味しかった」とか「サ-ビスが良かった」とか

感じていただき、

メルマガ会員になっていただいたりして

お店との関係を深めてもらうようにする努力ですわな

 

最近また、

感染が広まっているという報道が

目立ちますが、

当然冬になれば 風邪がはやるように 

陽性者や患者が増えるとおもいますし、

例年の風邪やインフルエンザとかの

実績を考えれば

簡単に数万人の陽性者がでてもおかしくないかもしれません

 

ですから感染者が増えること自体は

あたりまえです・・・・・・・

 

そろそろ第3波なんですから

どれくらいの「危険さ」なのかを

冷静に検証してほしい

 

10月の自殺者が2000人で 

前年より600人以上増えた

という報道もみました

 

北海道で繁華街の営業時間を

短縮要請するとかの

報道を見ると、

「飲食店の存続が

あぶなくなるんじゃないかなあ」

と、心配になる

 

つぶれるお店を出してでも、

営業自粛を要請する必要があるのか

今一度、科学的に議論してほしいです

 

一般市民のみなさんは 正直で

 

前段に書いたように お店に来てくれて 

予約してポイントを獲得したり

活用したりしておられます

 

民意としては、

緊急事態宣言のときのような警戒を

しなくてもいいんじゃないか、

ということではないでしょうか

 

いろんな情報を総合して、

国民の皆さんが感じている事が

行動に表れている・・・

 

さすがに緊急事態宣言には戻らないですよ

 

・政府のやってる事

・知事の言ってる事

・マスコミ(TV)の論調

・NET(非TV)の情報

 

みんな違う、 違いすぎる 、正反対もある

これはいかんと思いますよ

 

 

 

 

 

募集活動の簡単な分析

手前味噌な話ですが

年末を見据えてでしょうか

チェーン店を中心にいろんな飲食店で

アルバイト募集告知を見かけます

飲食に客足が戻ってきたことを表す良い指標だな

とは思いますが、人不足を感じておられるのか

募集する側の「焦り」や「強引さ」を感じるものも

あります。リクルート商圏の特製にあった物を掲出して

早めに採用成果を得てほしいと思いますね。

 

で、私が考える「募集告知のツボ」を書きます

 

その1

■書き手の目線は客観的か主観的か

読み手目線か お店目線か ですかね

例えば、

「未経験者歓迎」を伝えたい場合

 

「研修期間〇〇時間」とか

「初めてのアルバイトOK」とかは

割と読み手目線な表現です

「丁寧にトレーニングいたします」

もあるけどまあいいでしょう

 

たまに「私も未経験でした!」という人間の写真と談話を

もってくるケースもある

大きな見出し(バナー)に

「みんな最初は未経験だ」をもってくる場合もある

もうすこし進むと

「仲良しの職場です」とか「和気あいあいとやってます」

とか書いてる場合もありますね

こうなるとお店目線ですわな

 

客観的なほうが読みやすいけど、つまらないし、

主観性が増すほど「気色悪い」ので

そのええころかげんに合わせるといいでしょう

 

つまらなくても、気色悪くても応募者は減ります

 

 

その2

■応募対象はノーマルか 限定か

ポスターNETの写真に

おばちゃんとかおじいちゃんのモデルを

使ってたりすると、若い人は来ませんよね・・・

それでいいんだったら構いませんが

「基本的に若い人が雇いたいが年配のの人がいてもいいなあ」

くらいの感覚でこういうことをすると

若い人は来ません

壊滅的な打撃をうけるでしょう

 

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その3

■丁寧か

告知物やNETの

文字数が多いと丁寧ですがインパクトが減ります

文字数が少なすぎるとインパクトというか

あらっぽさを感じる時があります

一番いいのは インパクトがあって

ネットで詳しい説明を得るための

バーコードや検索先がわかるのがいいですね

極端な話

店頭に「急募、委細面談」だけ書いてある場合は

コンプライアンス的な危険を感じるんちゃうかなあ

最近よく見る「アルバイト募集」のノボリは

理解できない。

あんなもんで募集した気持ちになってたらアカンで、

粗い、粗すぎる

 

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■ポスターはどこに貼るか

ポスターは店頭でシャッター閉めても見えるところです

トイレとかに貼りたがる店長さんもいますが・・・

何かの成功体験から、

そういう発想になってるんでしょうけど

理論的には 理解できませんねえ

 

お店が営業していない時間帯にも見えている場所で

ないともったいないですよ

 

それと

貼りすぎは異様ですねえ

枚数を多く貼ったら、応募が多くなるって信じてる

人いますけど、

なんでそんな発想になるんですかね

 

特売品を売るときの営業の発想で

「にぎやかし」ですわね

「はやく多く売り切りたい だから安い、だから買って!」

と思ってる事を表しているんでしょう

 

そのアタマで

「早く、多く応募してきてほしい、早く雇い終わりたい」

という気持ちで

貼りすぎるわけですが

繊細さがないよねえ

応募者は「特売品を買う客」ではありませんから

募集は永遠に続くのです

 

■連絡は電話前提かNET前提か

これはもう絶対NET前提ですわ

「電話野郎」っていわれないためにも

最初の連携はNETのほうが応募者は増えます

最終的な詳しい連絡は電話にもなります

 

■まとめ

読み手は いろんな告知を通じて、

店長さんは優しい人か、良い人か、アホか

仲間は 自分を温かく迎えてくれるか、意地悪か

を判断します

人を大切にする職場であることが伝われば大丈夫

 

でも、お店に来店して確認する場合も多いので

ありのままが伝わるようにすべきだと思います

ウソを書いたら早期退職とか面接だけで逃げられる

ケースが多くなるし

 

そういうことです

 

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5周年感謝

昨日 11月6日で 

開店5周年となりました

お客様に感謝します


昨日はおかげ様で満席の予約を

いただき忙しい1日でしたが、

不思議なことに

だいたいグランドオープン日と

同じくらいの売上げでした

 

当時は忙しさに緊張していましたが

昨日は、忙しい中にも余裕があって・・

5年間で成長した部分もあるかもしれません

 

この5年で思い出はたくさんあります。


いまところ 

一番の出来事は台風でシャッターが

吹き飛ばされて2か月ほど

毎日ベニヤで壁を立てて

営業したことですかね。

昼間はベニヤに囲まれているので

「つぶれたんか?」と疑われたりしました

 

でも

10周年で一番の思い出になるのは

おそらく 「コロナ禍の1年」じゃないかな

 

この5年間で

70人以上の大学生さんを採用しています

最初は1年生と2年生だけで始めたので

3年目から 「卒業生」が出るようになりました

ここ3年、毎年関学の卒業式の前日に

「卒店式」をしています

 

いまから思うと

1期生の影響はとても大きいですね

最初に集まってくれたメンバーさんが作った

やり方、伝統、雰囲気 はまぎれもなく

続いています

 

1期生の都合に合わせた

スケジュールシステムに

なっているので


結局

同じような感じの人が採用できている

ってことですね

 

1期生が卒業まで働いてくれたおかげで

卒店式もできたし、

朱々で働くスタイルも出来上がった

 

逆に

1期生の採用、育成に失敗したら

グランドオープンは失敗で、

その失敗を取り返すには

膨大な時間とコストを必要とするでしょうな

 

当時はろくなまかないも作れずに

試行錯誤してましたが

ついてきてくれた皆さんに感謝です


 

 

 

 

応募が増える方法

今週のお題「急に寒いやん」

 

GO TOイートが浸透してきたようで

金土日はマックスな予約がはいるようになってきました

いつも予約無しできてくれていたお客様も

予約をいれているようですから

売上が伸びたのかどうかわからないですが・・・・

 

店舗運営にも影響がでますが

総じて良い影響があります

お客様が何時にくるか完全に把握できるので

準備のタイミングや バイトさんの休憩が

取りやすくなります

 

ピークタイムの7時ごろでも

次の予約まで40分くらいあいているテーブルがあれば

空けておくのはもったいないので

バイトさんの食事をしてもらったりします

 

困った問題は いつもはお客さんが少ない状況で

バイトさんが食事をとるのですが

満席の中ぽつんと開いている客席でのまかないになることかな

 

休憩ルームが狭すぎる当店の欠点というか

特徴というか、客席でまかないを食べるんですね

 

これが、アルバイトさんの募集効果を発揮

することがあります

 

大学生さんがお店で食事をそていて

離れたテ-ブルでまかないを食べているのを見て

「おいしそうだな」と思って応募してくるときがある

 

最近の効果ある募集媒体として

インスタがあるようですよ

インスタに楽しそうな写真を載せると

応募したくなるようですね

 

だから

これまでは、おいしそうな写真ばっかり入れてましたが

バイトが楽しそうな写真もいれていくことに

しました

 

これらは

もちろん、応募者さんからの情報です

面接や最初のトレーニング期間に、

「なぜ応募したのか?なぜこの店なのか?」を聞くと

思いもよらなかった答えが返ってくるときもあります

 

簡単なアクションで済むことが多いので

聞いてみるのがいちばんいいですね

 

人を雇うヒントも

人からもらうってことです

 

 

 

グランドオープンのお店

通勤はオートバイなのですが

その途上の伊丹空港の近くに新しい飲食店が2つオープンしました

ひとつは焼肉屋さんなのですが、シャトーブリアン専門で

なんかすっごく高いので行けてません。

お肉1人前5,000円とか・・

 

もうひとつはラーメン屋さんです

こちらはラーメン1杯850円・・

安くはないけど、行ってみました

 

二郎系っていうのか・・そういう味でした

コンセプト指定がきついというか、告知物が

「ここに名前を書くべし」とか

「自販機で食券を買うべし」とか

席に座ろうとしたら、

「お水・おしぼり・箸はセルフですから

そこからとってきてください」って言われたり

ラーメン食べながら携帯みたらあかんとか

でも撮影はOKとか・・

お箸の箸袋にはコメントが書いてあって

「豚野郎」ってかいてある箸袋を選ぶと

店員さんが豚野郎と呼んでくれる・・・とか

 

どこで成功したのかわかりませんが

コンセプトが邪魔して、お店が正しく理解できひんわ

 

当然、店員さんもそのコンセプトに合わせた接客を目指す

のでしょうが、そりゃむりですねえ

 

グランドオープンって

コンセプトを打ち出して御客様に印象づけようとしたく

なるのはわかりますが

店員さんが新人ばかりになるので、

店員さんがそのコンセプトを消化できない事もあります

 

無理したらアカンと思います

 

朱々もグランドオープン時は「昭和レトロ」な感じを

出していこうとしていました。

BGMなんかも古い曲にしてましたけどね・

お客さんに 学生さんが多いので レトロを保ちつつ

新しい曲(香水とか)を流したりしています

新しい曲を流すと お客さんが口ずさんでたりしますし

 

コンセプトは不変でも

やり方は だんだん変わっていくので

グランドオープン時のやり方は 強すぎず、弱すぎず

つねに変化させながら

商圏に馴染むかどうか見ながらやったほうがいいですね

 

今度はシャトーブリアンのお店に

行きたいと思います

高いけど・・・・・