飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

リスペクト

プロ野球ドラフト会議の季節になりました。

関連した情報の中で興味深いのがありました。


選手育成のうまい球団は

ファームの試合でも あらかじめ 

どの選手に何打席(何イニング)あたえるのか 

長期的に決めているということです。


2軍ですから 目的はチームの勝敗ではなく 

1軍に有効な戦力を供給することです

だから、ファームとはいえ 

どの選手に優先順位をおくのかを明確に決めて

試合の打席数を無駄にしない、とのこと。


逆に2軍の試合が調子のでない1軍選手の

再調整に使われているような球団は 

やっぱり戦力に厚みが無く勝てないし、

ドラフト指名も迷走しがちだそうですね。


目先の勝利と人材育成のバランスをクリアした

球団はどんどん活躍する若手が出てきて

面白い野球をするようです


FA頼みの球団はコストかかってるけど

おもろないですね


先日アルバイトのTさんと話をしたら 

もう一つのアルバイト先でお店のライン上で

「熱があるから休ませてほしい」といった

アルバイトに対して

「休むなら代わりを見つけるのがルールです!!」

と、強めにラインした社員さんがいたようで、

Tさんは友人がかわいそうになり、社員さんに

すこし意見したら、ややこしい関係になったそうです

もう、Tさんにもその友人にも店舗に対する

ロイヤリティや社員へのリスペクトはない感じです。


リスペクトって今風の言葉使ってるけど、

基本的人権の尊重と同じ意味だよな


アルバイトが休むときに本人に交代を見つけさせる

事をルールにしていると、無理もあるし、

代わりの人の力量が休んだ人と、釣り合っているのか

吟味できませんしね。

成長具合によって誰と組み合わせるかも

重要なポイントですし。


そもそも

プロ野球のファームと同じように

飲食店も常に人材育成と売上げ確保の両面を

考えておかないといけない、、、、、

とすると

誰を月に何回入れるかは彼らの収入にも直結するし

世代交代を促進するかしないかを決定づけますので

店長の専権事項だと思います。

それが安易にアルバイト任せになるシステムを

とってるお店は やばいと思うけどなあ。