飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

仕事のシェア


高校1年生さんが応募してくれました

今週、面接をします。

アルバイト希望してくれてるのは嬉しい。

高校生だからって差別しないしね。


ただし、

高校生は22時以降働けないと言う

ハンデがあります。

国が決めた事を破るつもりはありません。


ホールシフトは

平日は早番、遅番で、遅番は23時までだから

高校生さんは2分の1の稼働範囲しかない事に

はなる。

日曜日、競馬の日は早番があと2人

増えるんでチャンスがあります。


稼働範囲が狭くても、採用したくなる人

ならば採用です。


そういえば、昔

土日のアルバイトが足りないという

相談を受けて、お店を訪問して、アドバイス

する機会をいただいた事がありました。


お店でアルバイトの一覧をみたら

主婦の方が50人くらいいました。

全体は70人くらいだったかな。


なんでこんなに採用したのか?


そりゃ日曜日のスケジュール埋めるのは

難しいでしょうね。


店長さんに申し上げた事は

「土日に働いてくれる人を雇って育てる為に

追加労務費が相当必要です。オーナーにお願いできますか?」


店長の答えはNO


「では、今、過剰にいる主婦の方々のスケジュールを調整して半分くらい休んでもらって、その原資を採用活動にあてれますか?」


店長の答えはNO


「では、今いる主婦の方々に、土日に働いていただくように徹底的に要請して、土日を充実させましょう」


店長の答えはNO


改善不可能!


いよいよ、なんでこんなに主婦さんを採用したのか、聞くしかなくなりました。


多分、たいした答えはないやろなあ、と

思ったら、その通りでした。

なんと、

誰も不採用にしてなかったようです。


困ったわ。

いろんな人がいるねえ


稼働時間がニーズに合わないのに

採用し続けると

えらい事になる極端な例を

見ました。


凄く採用したい人が現れたら、

今いる人たちの稼働時間をすこしずつ

減らしてもらう事になることを覚悟して

採用するんです!

売り上げさえ伸びれば問題はないですが。


で、


自由競争とは言え

仕事が減れば、不満に

つながります。


だから、普段から、

ホール係に厨房作業がで

きるようにしておくとか

仕事の範囲を広げて

稼げるようにしておくといいかもしれません


店長がいつもやってることを、代わりに

できる人を作れば、自分の自由時間が

増える効果もある、


大事な人には複数のポジションを教えて

おく。


しかし、

特別にホール係として優れている人には

複数のポジションを教える必要はない。

だって、絶対にホールで使うんだから。


ここらへんのさじ加減が微妙ですな


これが店長の仕事