飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

初日

今週のお題「ごはんのお供」

 

手前味噌な話ですが

新人のMさんが働き始めました

勤務初日です

 

先輩のYさんと同じ時間で

勤務させているので

「Yさんの後ろにずーっと

ついてってください」

ということにしました

 

これはチャレンジで

従来は 生ビールの入れ方とか教えて

「ドリンクを作る人」になってもらってから

だんだん仕事に慣れていってもらう感じでした

 

でも、考え直して 今は

最初に 

仕事(サービス)の全体を何度も見せる

ようにしようと思うようになりました。

 

働き始めの時期というのは

吸収力も強い・・・・

大切なその時期にドリンクの入れ方とか

掃除の仕方とか、あとで何度でも確認できる

仕事をさせるのはもったいない

 

鉄は熱いうちに打て ではありませんが

良いサービスをする人にくっついて

その口調や 

タイミング 

笑顔の質など

説明では伝わらない事を見せる時間を

とることこそ

価値があると思ったんです


文章にするとどうしても陳腐ですしね

 

その昔、

飲食チェーンの店長だったとき

初日の人にトレーナーを付けておいたら

トレーナーが 

さっそく新人に接客をさせて

後ろからチェックする

という状況になってました。

 

間違ってはないのですけど・・・

「この新人は 今後、

 何をお手本にするのだろう?」

と思いました

案の定、

新人だからたどたどしくて、

遅くて、

下手です


下手でもいいんですが、、、、、

 

本当に上手い人と 今の自分とのGAP


本人が

知っていなければ、

なかなかうまくなれない・・

 

何人ものお客様に

「こいつ新人やな」

と思わせる接客をさせて、

お店は得があるのかなとも思った

 

たとえるなら、

こういうときのお客様の心境は

教習所の路上研修の車の後ろを

走っているドライバーみたいな感じで

「今日は運がわるかった」

という気持ちになるんじゃないかな・・・

 

なんかちがうんですよ


レーニングしてますっていいながら

新人に悪いサービスばっかり

させてるんですよ


あかんやん

 

現在の話に戻して

当店の新人のMさんは1時間くらい

Yさんの後ろをついてまわってましたが

一緒にいるとYさんとMさんは 

いろんなお話を

できますから、

仲良くなってきました


大学の話とか、

下宿の話とかもしてるみたいです。

 

そうこうしてると

Mさんは自発的に自分のできる事を

するようになってきます。


といっても、

商品をお客さんのテーブルにお持ち

するくらいですが。

 

仲良くなった先輩のYさんの

お手伝いをしたい!気持ちが

感じられます。


 

つまり先輩のYさんの

仕事のパターンと雰囲気は

わかったんですよ


その通りにはできませんが

当面のお手本は

手に入れましたね。

 

初日ってこんな感じで

いいんじゃないですかね


初心者マークつけさせるのは

あかんと思う