飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

実名公表してしまった

 

昨日 大阪国際空港の近くにある 「かどや飯店」さんに行ってきました。なーんにも無い場所にぽつんとあるお店です。夜12時ころでした。かどやさんは餃子が美味しくて有名です。何十年も営業されていて、このあたりでは知らない人はいないんじゃないですかね。営業時間は夜6時から深夜1時までです。厨房には年配のおじさんが4~5人配置されていて、ホールにはマダムが2人くらいです。常雇いの方々と思われますので大阪の営業補償では足りないお店だと思います。

 

お店に到着してガラスごしに中を見ると客さんがゼロでした。「やっぱり閉店時間早めたのかな」と思って立ち止まったら、中のマダムが大きく「マル」のポーズをくれましたので、安心して中に入りました。聞きやすい状況ができましたので「(緊急事態宣言期間は)どうするんですか?」と言ったら、マダムは「ウチはしれーっとやります」とのことでした。

賛否両論あると思いますが、私は今後、夜8時以降週に2回は「かどや飯店」に行きます。応援したい。


この店にはプライドがある。厳しい時代を生き抜いてきた誇りがあります。世の中に起こっている小さな事は気にしないゆるぎなさがあります。社会に対する不満とか意見とかではなくシンプルに「これが私たちの仕事ですから」という生き方が見えてきます。泰然自若とはこのこと。

 

私が入店したあと3~4組のお客様が入ってきて、ふつうの「かどや飯店」になっていました。実名公表とかで、バッシングしてほしくないと願います。でも「かどや飯店」だけは実名公表されたら「おっ、かどや開いてんのか!」と思って、行っちゃう人のほうが多いと思います。それほど有名で偉大なお店です。

 

て、いうオレが実名公表しまくってるやんか、と思われそうな書き込みをしてしまいましたが、みなさん「かどや飯店」さんを応援してあげてほしいです。