飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

自粛2日の感想

緊急事態宣言が出て2日たちました。前回の学びを生かしてテイクアウトの準備を強化していますが、売れ行きはイマイチでした。思うに、前回と今回でお客様の動きが変化しましたねえ。そもそも、前回は学校がストップしてましたからお子さんがずっと家にいて、主婦の方が献立考えるのが大変や!、という流れがありましたが、今回はそうではなくて、お客さん側の生活に変化があんまりないような形式になっていることに気が付きました。へんな買い占め騒ぎもないです。その上、感染に対する恐怖心も人によってばらつきがあります。いろんな情報が得れているので、前回より個人の考え方が確立されているんでしょうね。

 

さきほど、テイクアウトが売れてない話をしましたが、反面、5時から8時までにご来店していただけるお客様が増えました。8時までの営業と確認した上で、早めにご来店されるご家族が多いですね。8時までの営業短縮という事が徹底されているので、7時頃に外食しているシーンを見られる事は「はずかしい、やばい」と思う気持ちはなくなったんでしょう。ですから我々店舗側も、考え方や行動を変えて、店内飲食に対する準備を強化しないとね、と思っています。アルバイトさんを呼び戻して、普通に営業できる体制をとります。もともとは「テイクアウトだけ」と思っていました。「テイクアウト」は作り置きが効きましたので、ホール係を増やす必要はなかったのですが、店内飲食が増えるとなると、ホール強化が必要です。

だったら、人件費がかかって利益が出ないんじゃない?と思われるかもしれませんが、そんなことはないです。同じ1万円を売るんでも、店内飲食の場合アルコールも含みますので、テイクアウトより利益率はあがります。そもそも店内飲食してもらうために、内装を作り、家賃を払っているわけですから、本来の形に近いほうが良い商売になるんです。

 

とにかく、世間の感染に対する得体のしれない恐怖心は薄まって、個人個人の判断の質や量が高まっています。政府もここんとこ理解していないと失敗するんちゃうか。前とおんなじような事やってたらアカンでえ。