飲食店の活動成果は「売上げ」で表される、で、いいんだと思います。だって売上を目的にやってるんですから。しかしながら、他の数字をもってきて評価する事があります。例えば「リピーター率」とか「満足度」とか「セット率」とか、いろいろあります。サービスを評価するチェックリストを作って達成率を表す、とかもあります。こういう数字を使ってコンサルする人もいたりしてどんどん複雑になります。で、こういう数字が上がったり、下ったりしている事に一喜一憂する事になって、ビジネスが成立したりするのです。
でも「遠回り」なんです。
つまり、売上げが変わらないことには意味がないし、収益に影響が出ない。新しいシステムを入れたのに売上げも利益も変化しなかったら投資が無駄だったというだけですね。
でもコンサルを恨むだけでは脳がないです。今日もまた伊丹のスシローさんに行きましたが、無人レジ、無人案内、各テーブルへの専用特急ライン設置、タッチパネル等々完璧な非接触型店舗になってました。コロナ前に改装されてますので、人件費削減が目的だったと思いますが、この店の偉いのは、余った従業員さんが、季節限定商品の売り込みに各テーブルを廻り、店内放送を使って頻繁に期間商品の売り込みをしています。その結果、お店に活気が出ています。非接触型店舗独特の寂しさを感じません。平日ですが満席ですし、繁盛してます。新しい技術と飲食店のセオリーが融合していると思います。この店だけなのか、この企業だけなのか・・ちょっとわかりませんが成功事例として世に出てくると思います。
視点を変えて、
政府が飲食店に時短させるアクションをして、感染者数を減らす事はできたようですが、感染者数が減りだして2週間以上経つのに、重症者用のベット使用率が思いのほか下がっていないようです。医療崩壊させないための緊急事態宣言でしたが、成果の出方はイマイチ。医療崩壊させたくないなら、医療界と談判してコロナ専用ベットを増やして 「分母」を増やす事はセオリーだったのではないかな。片手落ちは否めませんな。
しかも感染者数って発症者数の事ではないですし、遠回りなアクションだったんでしょうねえ。やった感はあるけど、成果になってない。
これは飲食店が陥りやすい罠ですわ。おんなじ罠にハマったな。
アクションはうまくいったが、成果になってない