飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

良いサービスを習慣化するには骨がおれますし根気が要る

緊急事態で3時間だけ営業続行中です。営業6年目ですから、OB/OG・先輩・後輩と、組織的になってきて、教える人、教わる人の秩序ができていきています。それまでは「みんなで考える」って感じだったんですけど、もう、それは無理です。しっかり教わるので、間違った事はしないからミスは減ります。でも、「みんなで考えてた」時は、みんなに責任感のようなものは芽生えていたので、主体的なサービスが実行されていたような気がします。ミスは多かったんですけどね。

お客さんがもつ鍋からちゃんぽん麺に移行するとき、スープが足りなくなっている時があります。その時はスープを補充してあげるのですが(無料)、以前は1回教えたら、みんな自発的にやってくれていましたが、今はすこし躊躇したり、気が付かなかったりします。焼網の交換も少し遅れる。タレのお肉を焼いたあとに塩味の肉が注文されたら、やっぱり網交換です。でもすこし遅れる。1年生に見られる現象です。もう少しトレーニングしてあげれば、習慣づいてくるのかなとも思います。何しろ去年から今年にかけてお客さんの数が少ないですから揉まれてないのかもしれません。

おしぼりが汚れたら交換する、塩焼きが入ったら網交換する、もつ鍋スープが充分か気を付ける、ジョッキが空いたらおかわりかどうか尋ねる、っていうのがサービスの習慣です。

でも新人の期間は、商品名を正確に聞く、とかコースは何人前か聞く、とか、塩味かタレ味か確かめる、とかに課題があるようですので、サービスを習慣づける状態にはないのかもしれません。こういう時は効果的に頻度良く指示してあげて、成功体験を増やしていくことしか方法がないですね。骨が折れますが、頑張ってみます。