飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

内気なアルバイトさんの事を書きました。

メニューをレジ打ちするための商品コード表があるんですが、短期間でメニューを増やしすぎたのでぐちゃぐちゃになったので整理したんです。で、アルバイトのLさんに見せたら、商品が抜けまくってました。Lさんが何が抜けてるか書き出してくれました。ちょっと面倒な作業なんですが、なんか楽しそうにやってくれました。Lさんはうちにきて3年近いのですが、最初はすごく人見知りでした。いつも不安そうで、全然しゃべらない。声が小さい。伝票を書く時は紙と数センチのところまで顔を近づけるので、すごい近眼なのかな、と思っていました。でも、人見知りだったから、恥ずかしかったんだなあ、と今は、理解しています。

忙しいときやヒマな時を繰り返して行くうちに、お客さんに対しては凄く真面目な人なんだな、と思いました。それだけでなく、仕事全般について真面目です。「人見知り」はいつか慣れる。それより、辞めないように見守ってるほうが有意義だなと思うようになりました。

そんなLさんが、宴会でみんなの前で話す時間を与えられた時、「あつかいにくい私を仲間にしてくれてありがとうございます」とだけ言ったのを覚えています。少し感動しました。

いまでは、楽しそうに僕の間違いを正してくれるし、後輩には優しく接してくれるし、真面目な仕事ぶりは変わらないし、なんかおもろいし、本当にいい人を雇ったと思っています。やさしいんですけど、ちゃんと最後までやらないと気が済まないタイプのようで、これがまたいい影響を出します。実は子供の頃、アメリカで暮らしていたので英語ができるらしいですが、あんまり言いたがらないけどね。とにかく良い人です。一生付き合いがあると思います。