お隣の居酒屋さんが撤退しました。チェーン店で、元社員の人がオーナー契約で、営業されていましたが、ギブアップです。1週間くらい前に教えていただきましたが、やっぱり衝撃です。
オーナー店長さんとは昨年4月の緊急事態宣言中にもいろいろお話をしましたが、なんとか頑張ろうとしていてました。家主に家賃交渉しようとして私に家主の連絡先を確認してきたりもしてました。印象的な事として、昨年の緊急事態宣言中にチェーン本社から「全面休業を求められている」とボヤいていた事があります。チェーン全体のブランドイメージのために本社は休んでほしかったんでしょうが、フランチャイズ店にとっては死活問題。(資金援助も不足だったんでしょう)でも、しかたなく土日をお休みしていました。「おいおい、休むんかい?休むんやったら平日休めよ!土日は稼ぎ時やで」と思いました。
お店には設計として「テイクアウト用の窓」があったし、お好み焼きもやっていたので、窓から売ったらどうなん?と助言したこともありました。仁川駅前の「ジャンボたこやき」が閉店して間もなかったので、売れると思ったんです。敵に塩を送るカタチですが、言いました。でも「蚊が入ってくるから」といって否定されました。冬は3密回避のためにその窓は常時20センチくらい開いてるんですけどね。冬は「蚊」がいないからですね。
いろいろお話すると、隣の店主の意見とか、地元の商圏の特徴とかを考えることより、チェーン本社との話合いが優先されるんでしょう。それほど信頼してないくせに。
もちろん感染騒動で需要が下がったから閉店するんでしょうが、住宅街にあるお店ですから、生き残る道はあったと思います。でも、仕方ないですね。
昨日は閉店後、従業員さんが集まってきて後片付けしていました。名残惜しいとおもいます。事前告知もなく小さな張り紙だけで去ってきました。