飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

自動洗浄機におけるコミュニケーションギャップ

自動洗浄機あるんですけど、設置した目的は洗い物の時間を短縮して、すこしでもお客様や従業員さんとコミュニケーションを取りたいと思ったからです。

アルバイトのM君は、自動洗浄機に入れる前の食器を洗剤で綺麗に洗います。

私としてはマシンに入れる前にはお水で流して表面の汚れを落としておいてくれたらいいかな、と思っています。

私が「洗浄機に入れる前にそこまで綺麗にしなくてもいいですよ」といいっても、M君は「2度洗い」をやめません。

困ったことに、彼は2年以上勤務していますが、他の人に比べて作れるメニューが少ない。なぜならば、働いている時間のほとんどが洗い物に費やされているからです。

ほかの人は早めに洗い物を切り上げるので、他の仕事を覚える事が出来ています。仕事が丁寧な事は良い事ではありますが、行きすぎかな?と思います。でも、何度かお話してみて、説得が難しい事がわかりましたので、今は放置。つまり忙しい日にはなるべく働かせないということです。


アルバイトのYさんは 自動洗浄機の機能を理解していません。上下からお湯が噴射されていますので汚れた面を下に向ければすごくきれいになります。でもそのやり方ではたくさんの皿をいっぺんに洗う事はできません。私は「少ない皿数で、自動洗浄機を稼働させても問題ありません。むしろそれのほうがきれいになっていい」と指導しています。でもYさんは一度にたくさん洗えるように、皿を立てて洗浄機に入れます。だから仕上がりが悪い時がある。節水でも意識してるんですかね。

 

実は、2人とも他の飲食店のアルバイトと兼務していて、そのバイト先が、節水にうるさいみたいです。洗浄機があるのに使わず手洗いしている、と言う事でした。カラダが覚えてるんですね。毎月、水道代を払ってる私にすれば、水道代の金額全体がそんなに多くないので、節約しても効果が小さい事を知っています。

私は洗浄機の機能をフル活用して、「時短」してほしいと思うのですが。彼らは頑固なんで、そこまで説明せんでもいいか、と思っています。