飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

退店したお隣さんが浮かばれない話が出てきました

お題「#この1年の変化

最近、おつまみや一品メニューばかりを注文されて、焼肉も、もつ鍋もご注文されないまま数時間すごされるお客様が来られます。隣の(全国)チェーン居酒屋さんをご利用されていた方だなと思います。お隣のお店は3月になって撤退しましたし。

そんなお客様に「いつもはお隣をご利用ですか?」とか言って話しかけてみました。すると、やっぱりそうでした。でも、驚くのは、お隣が撤退したという認識ではなく、たまたま休みだったという感覚の人ばっかりです。張り紙をよく読まないのが原因ですが、「まさか自分たちがいつも利用しているお店が倒産するなんてないよね」っていう感覚もあるように見えます。

私たちは同業者なのでシャッターが閉まってたら、まず倒産を考えます。変な方向に振れたらすぐにピンチになるような世の中の流れです。

そんな中、東京都の振る舞いについて2つのニュースがありました。ひとつは都知事が他の知事に「〇〇知事が緊急事態宣言延長に賛成しているから」とウソをついて、別の知事を説得していたとの事。説得された知事が自分で確認してウソ発覚です。公表されています。もう一つは、重症者用病床の数え方が都の基準と国の基準が違っていて、3月になって国の基準で計算したら重症病床使用率は80%台⇒30%台になった、との事。

緊急事態宣言の根拠になっているリスクって何だったんだろうか?連日、東京の数字は全国に報道されていますが、それが根本的に違っているなら、国民は騙された事になります。そもそも、都道府県知事って「人をだます」事が許される仕事なんでしょうか。

自分の生活があまり変化していない人にとっては大したニュースではないかもしれません。

しかし、撤退したお店のオーナーはこのニュースをどんな気持ちで聞くのでしょうか。浮かばれないです。

他府県の知事のみなさん、「東京だけがおかしくて、自分たちはまともだ」と思うなら、主張して批判してください。我らの代表として信用したいから。