飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

庶民は知っています。  アカンお店とイケてるお店

4月1日から時短営業してるんですけど、去年とは大違いで、お客さんが来てくれてますね。9時まで4時間しか営業していませんが、だいたい1回転します。去年はほとんど店内飲食は無くて、テイクアウトもつ鍋だけが頼りでした。

で、お客さんと話すると、「今日は何時までですか」とか「いつから時短なの?」とか、今、宝塚市兵庫県で起こっている事をしっかりとは把握されていません。世間の「温度」ってこれくらいなんですね。

自粛疲れというよりも、いろんな経験値や情報量が、去年より多いので「自己判断」が効くようになっているんじゃないかな。どういう状況が危険か?とか、自分たちが健康でいるために必要な事や不必要な事が判断できてるように見えます。

ウイルスと共存するしか生き残る道が無いとしたら、それが正解ですね。ウイルスが変異する目的は人類とより共存するため、と聞きました。ですから感染力を強化していく、、。しかし宿主である人体を破壊したら自分も死ぬのでその部分も変化せざるをえない。地球上で生き抜く歴史はウイルスのほうが人間より長いので、歴史の浅い人類の科学をもってして、ウイルスと「絶交」するのは難しいんでしょうね。

ともかく、お客様の主体的な判断行動がはじまってしまったので、これは止まりません。お客さんは感染対策や味やサービスを総合して、アカン店には行かないし、イケテル店には行きます。アカン店は自然に減少することになるでしょう。法的な規制の強化によって、イケテル店を増やしたり、繁盛させたりしているなら良いですが、それがアカン店を延命させるだけ、にならないようにしてほしい。そのためには行政がお店の現実をもっと知るべきです。飛沫を飛ばさないような営業をするために、有効な事は、アクリル板だけではない。アカンお店のアクリル板は料理の横に立ってて、人間の顔の横には立ってない場合もある。こんな感じで「やったふり」しているお店が生き残らないような行政を求めますね。

庶民はここまで気づいてますしね。