飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

変わったクセや行動パターンをどう見る?

すぐに手にメモを書く従業員がいます。ふだんからそういう習慣なんだと思います。ホール係をしているときに、お客さんから呼び止められて、注文を受けると、手の甲にメモして帰ってきます。だいたいいつも手の甲は文字で汚れています。

「そういう人もいるわな」と思ってほっておきました。

でもやっぱりそういう行為をする人を放置しておくと、忙しい時間のチームワークに影響したり、他にも変わった行動があったりすることに気が付きました。

そもそも、いつもペンを持ってるなら、メモも持って歩けばいいんです。だからこの人は緊急で手に書いているのではなく、「手に書きたい、手に書く方が良い」と考えている人なんです。手に書いている状態を見て、他の人が伝票をもっていったりしますし、手に書いたメモを伝票に書き写す間、待ってないといけないので時間の無駄を発生させています。

4月になって新しい従業員が入って来るのに、手に書く事をまねされてもこまります。お客様から見て、手の甲にいっぱい字が書いてある従業員はどうみえるでしょうか?私は心地よい光景にはみえません。

だから、この人には、手に書かないように 申し伝えました。

多分ですが、この人は手にメモを書く人を「チャーミング」なんだと思っている類の人だと思います。ですからこの人の理想とする「素敵な人」の基準と、私の思う「素敵な人、普通の人」の基準が大きくズレているのだと思います。この人に責任はありませんが、採用ミスだと思います。

日頃の振る舞いを見てもズレてるなと思いますので、私はだましだまし使いながら結論をだしていくでしょう。この人も大切ですが、今後の新人に対して悪影響となるなら、天秤にかけて判断していく事になります。

どこか冷静で非情なところも必要ですよね