飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

阪神が強いのは、福留さん能見さん藤川さんのおかげ??

阪神タイガース、今年は強い。結構な事です。なぜ阪神が好調なのかはいろんな見方があると思いますが、飲食店長のブログなりの分析をします。

まず、強力な新戦力=佐藤選手他数名)がありました。新人即レギュラーはまぎれもなく戦力UPですがドラフト制度で配分された人材はある意味、想定内で平等。それだけでなく、去年からいた2年目の外人、サンズ・ガンケルが昨年以上の活躍、これは個別的戦力UP。しかし大山選手や近本選手は活躍できていませんのでトントンか。

私が思うにもっと大きな変革は、能見投手、藤川投手、福留選手等のベテランの方が居なくなっている事と思います。

玄人さんからみたら、彼らは「まだまだ使える選手」かもしれませんが、ファンからしたら「?」でした。レギュラーでは無理でしょうし、タイトルが獲れるような数字は残さない事は明らかです。ですから「代打の神様」(桧山さんとか、八木さんとか)「谷間のエース」(現、岩田さんとか)と、呼ばれた人のようなポジションに収まってくれていればいいのですが、彼らは去年までレギュラ-ポジションにチャレンジしていて、それに若手が負けていたのです。若手がベテランに勝てないチームは、だんだん没落していきます、たとえば去年は藤川選手が登板した試合で、勝ててた試合をいくつか落としました。こういう悪影響がでているときは、強くなるはずがないです。

彼らが居なくなって、若手が若手同士、外人が外人同士の競争をしていたらいいだけになって、「風通しの良い組織」になったんだと思います。1年間戦うチカラが疑問視されているベテランはそれなりのポジションに収めてこそ、貢献できるんだと思います。

FAで良い選手を取るのは良い事ですが、晩年をうまくマネージメントしてほしいと思います。(福留選手や能見選手が移籍したチームも調子が悪いです)

強いチームは戦力の活性化を恐れません。

飲食店のアルバイトさんで勤続20年のおばちゃんとかがいる場合があります。長期勤続者の貢献には敬意を表しますが、良かれあしかれ、そういう人がお店の雰囲気を支配してしまうと、新人は伸び悩みます。逆に言うと新人が伸び悩んでいるから、20年も長期勤続できるんです。この「伸び悩み」に気づかないといけない。

メリット・デメリットを見極めながら、スタッフィングを組んでいくのが店長の仕事ですね。ベテランをどう生かすか、またはどうやって整理するか。いずれにせよ店長(リーダー)の決意と、ベテランへのリスペクトが必要ですよね。

当店も1年生が入ってきたら、活性化のスタートです。毎日いろんな事を考えて、やっていきますよ。