飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

変な店長さんもいるので、全員変だとか思われたくない

酒も売らず、時短要請を守っている飲食店長として、書かなければならない事ができました。数日前にテレビで、時短要請を拒絶し、朝5時まで営業している大阪の飲食店長のインタビュー映像が流れました。最初は「雇用を守るため、お客様のため」と言っていたのですが、最終的に「300%アップで(売れていて)儲かってます!」と言う映像で終わりました。

私は「こりゃひんしゅくだな」と直感的に思いました。去年の売上げ低迷期に比べて300%アップなのか、例年より300%アップなのかわかりませんが、泣く泣く休んでいるお店が多いから、無理して開けたお店が売れているだけで、店舗の実力ではありません。なおかつ、雇用のために営業してんだから「儲かりますわ」っていうほど開けたらアカン。考えが浅すぎる。同業者にも嫌われる。率直に言うと、我々が仲間だと思われたくないタイプの店長さんだな。

さらに、この映像を見た知事が「批判」していました。病床不足の責任者たる知事は「批判」する立場にないのに。

調子に乗って知事の無責任な発言を正当化させるような効果をださせた点において、この店長は2重の責任を感じてほしい。程度の低いところで知事と民間が議論したり、意識しあったりしていては府民全体にとって不幸。もっと高度でしっかりした議論を知事と民間で展開してほしい。上手く乗せられて、言わされただけだとしてもね。

緊急事態宣言中、夕食の献立が困るだろうなと思って、通常1人前1500円以上のもつ鍋をテイクアウトで1000円にしたとき、近隣の方に「助かります」と、御礼を言われました。お店の店長が何を考えているか、お客様はよくわかっておられます。私が先日利用したお酒を売っている飲食店は、社員がいっぱいホールにいて、「儲からない運営」をしていましたが、こんだけ社員がいるから、お酒売ってでも売上げ確保しようとしてるんだな、と思いました。(良い事とは思いませんが)

 

国政にしろ、民間にしろ、二枚舌は絶対にバレる。バレたら大きなしっぺ返しを食らう。これだけは明白な法則。

しっかり見まもる。