飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

なんでブログはじめたんだろうか?を考えた

昨日、動画作成を仕事としている人とお話する機会がありました。

私が「飲食店長のYouTubeって感じで、やってみたいなあ」という話をしている最中に、「YouTubeをする最終目的はなんですか」と聞かれました。

「ギクッ」としました。あたりまえのご質問ですけど、明確に答えるにはいくつかの段階があります。

まず、なぜ「飲食店長のブログ」を開始したのか?そしてなぜそれを動画にしたいのか?動画配信の後には何が起こってほしいのか・・・?

私は、若いころから飲食店長をしていて、人材の採用・育成を基盤とする運営と販促による売上げ、利益の最大化には関連性があると感じていました。人がいなけりゃ始まらないし、人が成長しなければ進まないし・・。

その後、地域の数十店舗を任されたり、地区本部での人材採用の責任者になったり、本社で人事関係の仕事をする立場になったりしました。その中でいつのまにか、現場の仕事であるはずのアルバイト採用が、本社の仕事になったり、高額な投資をして外部機関に発注したり、と様変わりしてきました。店長にはコントロールできない仕事だというのです。「現場あがり」の私には理解できない話です。バイトの採用は店長の仕事のメインなのに、それを取り上げて、「店長に何をさせるの?店長は何をするの?そんな店大丈夫なの?」と思っていました。10年近く、そんな事を考えているうちに、会社を退職する事になりました。

退職後、私は個人で飲食店を営むことにしました。理由は生活のためですが、最も得意な仕事だという理由もあります。また、現代において採用方式を変えなければならないほど、バイト採用市場は変わってしまったのかを確かめたいという気持ちもありました。5年間経営者として経験をした後、人材採用市場の特性は何も変わっていない、コントロールは可能だ、というのが結論でした。

私のノウハウで十分に戦えるし、成果もあげる事ができると確信しました。

そんな、気持ちを伝えたくて「飲食店長のブログ」を書き始めました。愛読いただいている方もいると思うと、嬉しいです。飲食店長のブログの主人公は私だけではなく、私のお店の従業員の皆さんも主役です。だって、従業員がいないとブログが成立しませんから。「現場の店長」が書いているブログとしての価値もここにあります。では、主役たるアルバイトさんの意見も発信するには、何が良いか、、といえば、映像が最適に思えます。このあたりにYouTubeやりたいな、と思う気持ちの源泉があります。

最近、緊急事態宣言とかへの意見のブログが多くなってきましたが、本来は「人材戦略の実践ブログ」です。この立ち位置は変わりません。多くの人に私の考える「人材戦略の手法」を聞いてほしいし、意見もしてほしいと思っています。このブログをもっと発展させていきたいな、という気持ちの中に「動画」という選択もあるな、と思ったということでしょうか。

簡単ではないでしょうが、何年かかってもやってみたいですね。