飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

飲食店は21日までに生ビールを注文する度胸あるかな?

6月21日以降、飲食店に対してどうゆう協力要請するのか?禁酒なのか?時短なのか?国の見解、大阪府の見解、東京都の見解等、いろいろ報道されていますが、どれもこれも少しづつ違っていて、飲食店の現場は混乱の極みです。
お酒を売るならば、生ビールの樽を注文しなければなりません。2か月以上前の樽は賞味期限切れで使えないので、今、在庫している飲食店は無いでしょう。と、なると徐々に発注されたほうが問屋さんも助かるはずなんですが、急に禁酒延長とかになっても困るので、飲食店も「どうしよっかなあ」って感じです。で、急に、21日から「酒解禁」になったものの問屋が対応できなくて、販売開始が遅れるとか・・・・そんな感じになるんでしょうね。

相変わらず来月の営業時間が決まらないまま、月末に向かっていくので、どんな勤務スケジュールを作ったらいいかもわからない。宣言解除されたら売上げは ぐんとあがるでしょうから、緊縮した予定も組めないから、たくさん人をいれとかないといけないけど、ギャンブルですよね。政治家のパフォーマンスに振り回される日々です。自分らは土日に休むために金曜日あたりに発表するんです。その発表が遅いかから土日に休日出勤する人が増えるんですけどね。

 

毎月同じことの繰り返しですので、心理的には慣れましたが。コストコトロールの制度は悪くなる一方です。

 

私の住んでいる近くでも、大阪梅田、なんば、三宮には 要請を無視してお酒を深夜まで売っているお店が「もそすごくたくさん」あります。さらに禁酒を延長しても実質的な意味は薄いですね。郊外のお店は近隣の住民に嫌われたくないので自粛を続けますので、郊外の住民は、なんば・梅田・三宮などの要請無視のお店に出かけていかれます。ワクチン打ってる人もふえてくるので、さらに要請無視の店舗は「密」になるでしょう。お店が開いてないから路上飲みも増えるはずです。これでええんですか?

 

こんな不公正、不公平な世の中を 子供に見せたくないですね。テレビで政治家が「禁酒が効果あった」とか言っていて、そのあと街でみんなが飲みまくってる映像が出てくると、何を伝えられているのかわからないと思いますよ。

 

「全国で一番重症病床を用意できなかった」 スカタンな知事の言う事をいつまで聞いているのでしょうか。この人の言うてる通りにやって、大失敗になったのですから、この人の言う事、考えてる事の「逆」をやってみましょうよ。

僕は今週中に生ビールの樽を注文します。この期に及んで終日禁酒を打ち出す根性は、もうないでしょう。ポピュリズム政治家さんにはね。