飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「なんで8時以降あけないんじゃ」「なんで日曜は酒ないんじゃ」ってね

まん延防止重点措置期間ですから、夜8時閉店で営業中です。昨日7:45頃(もうとっくにラストオーダーが終わっていて、看板も消えているのに)見覚えのあるお客さんがt店舗入り口まできて「1杯のましてくれ」と言ってきました。酔っていました。「15分で帰る」とか言ってますけど、帰るはずもないので、お断りしました。すんなりお帰りになりましたが、心苦しいもんです。

こまった電話も何本かありました。日曜の夕方電話がかかってきて、予約していただける模様です。で、飲めるかどうか聞かれたので「すみません、飲めません」というと「なんやそれ!まだそんなことやっとんのか!」と怒り出し、予約キャンセル。

まあ、今、世の中こんなもんです。梅田、なんば、三宮を中心に堂々と8時以降もお酒を飲ませている店があるんだから、「ここでも飲めるやろ」と思う人がいてもおかしくない。

 

どこぞの知事がテレビで一生懸命になって、「自粛要請を無視しているお店にいかないでほしい」と訴えていますが、、、、、。

そういう浅い言い方ではなくて、自治体なんだから条例とか法律とか作りましょうよ。私権制限が難しいんだったら、8時以降に開けてるお店に出向いて、通常の売上げ金はいくらか?家賃はいくらか?協力金では足りないのか?社員は何人いるのか?基本的な質問をして、「不当に儲けようとしている」のか、「経費が高くて協力金では資金ショートするから、無理もない状態なのか」を判定する作業をしてほしい。

社員を抱えて倒産しそうなお店には、セーフティネットが必要でしょ。「不当に儲けようとしているお店」にはお灸が必要でしょ。

お役所仕事ではない熱意を見せてほしい

 

要請に従っているお店に行って、「ご機嫌とり」とか「あらさがし」とかしてる場合ですかね?(お役所仕事の典型やん)

 

また、「要請」は字のごとく、お願いであって「ルール」ではない、と思っているから要請に従わないのだと思う。この考えは一理ある。

だから、要請を無視している人々をマスコミが「ルールを守らない人(店)」と表現するのは、私でも違和感を感じる。(※要請無視の店舗をなんとかなくしてほしいと思っている私でも違和感を感じるのだ)こういうところも改めていかないと付け込まれると思います。

 

議員さんも頑張って、不公平な状態を解消してほしい。我々飲食店も頑張る。


不公平な状態が容認され、お客様に「なんで8時以降もあけないんじゃ」とか「なんで日曜は酒ないんじゃ」とか言われると、メンタルが持たないとも思う。