飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

ラストオーダーで大量注文が増えて来てます。政策と世間の乖離かなあ

毎日静かに営業したいのですが

昨日、お客様から電話が・・「7時15分過ぎに4人で行きたいんですが大丈夫ですか?」との問い合わせ。「当店は問題ないですが、閉店は8時ですが大丈夫ですか?」と聞いたら、「考えます」との答えで、結局来なかったです。

これは仕方ないし、お受けしないほうが我々にとっても良いと思いました。お電話いただいたお客様に対してだけ閉店時間が伸びたら、不公平ですし、アルバイトさんの延長等も申し訳ないし。ある意味、商売っ気は無いかもしれませんが、「損して得とれ」精神ですな。

でも、店内で1時間以上お食事されていた4人連れのお客様にラストオーダーを聞きに行ったら、まさかの大量注文!。肉やら飯やら大量です。ドリンクは4人で7杯のご注文。こういうやり方をされたら、どうしようもないです。当然営業延長、アルバイトさんにも延長をおねがいしました。お会計もそれなりに高額になるので損はしませんが、割り切れない気持ちになります。嬉しくはないですね。もちろん、お客様に罪はありません。騒ぐ人たちでもありません。

8時にお店を閉めるために、遅めの来店の方に関しては、冒頭に書いたように予約時点でお断りしたり、コースの進行が遅いお客様には、丁寧に了解をとって、もつ鍋を七輪の隣にセットしたり、いろいろ苦労しているんですけど、日に日にお客様の感覚が変化してきているのがわかります。

自治体は「まだまだ警戒が必要だ」とマスコミを通じて言ってますが、具体性や納得感が足りないのではないか。

感染者全体における65歳以上の割合が20%から6%に激減しているという情報を聞きました。ワクチン効果かな、と言われています。

傾向として、「警戒情報」には数値の裏付けがなく、「警戒を緩和させるような情報」には数値の裏付けがある。そうなると警戒情報が「あおり」に見えてくる。

こういった現状の中で「閉店45分前に予約」とか「ラストオーダーに大量発注」するお客様が普通に出てきているんじゃないかな。

こんなふうに社会の意識と政策が乖離すればするほど、自粛要請に従う飲食店の営業は難しくなってきます。態度の悪いお客様やほかのお客様に迷惑をかけるお役様には、堂々と注意できますが、普通のお客様が閉店時間を無視して、いっぱい注文されても、注意はできない。

世間の意識と政策のズレがあると言わざるを得ない。もっと情報をオープンして、安全になってきている部分も、危険が感じられる部分も明確にして、皆が納得できる政策を立案してほしい。一般の人が納得してないからこういう事が起こる。

飲食店は「すんなり8時に閉店」することが難しくなってきています。運営上のリスクもあるし、ストレスやわ