飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

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矢野監督は名監督なのか

ここんとこ、親戚の結婚式とかでお店を休んでますので、阪神vs巨人をタップリ見れました。原監督と矢野監督の用兵采配が気になって仕方がないです。

原監督の用兵についてアレコレ言うと巨人ファンから反論されそうなんで、矢野監督監督の用兵について、だけ、書きます。

まず、矢野監督は気が長いです。

3試合連続で失点した中継ぎで新人の及川投手を4試合目の巨人戦の大事なところで使いました。ファンとしては疑問に思いますが、及川投手は0点におさえました。

でも、40歳超えの糸井選手は、試合のいいところで活躍したからといって、やっぱり先発では使わない。なんか使い分けがあります。

しかし、全般に「情に流されている」感はぬぐえず、藤波投手は何度もチャンスを与えられているし、2軍で活躍した投手や野手には1軍でチャンスを与えているように見えます。勝てば真っ先にグランドにでてきてはしゃいでいる姿を見ると、選手に与えるプレッシャーは少ない監督なのだなと思います。勝利インタビューで泣いてるときもあります。聞くところによると、監督になってからリーダーシップに関するビジネス書を読み漁っていたそうです。「エンパワーメント」の実践理論に影響をうけているのでしょう。

プロ野球は「プロ集団」なんですから、勝利への戦略と弱肉協力理論だけでいいだろう、とも言えます。トレーニングやエンパワーメントなんて関係ないはずです。しかし、現在のプロ野球選手は「野武士」や「俺流」って感じの人だけではないです。

「掛布VS江川」とか「村山VS長嶋」とかの名場面を求めるというよりは、まじめなチーム同士の手に汗握る接戦を見たいのがファン心理ではないでしょうか。

優勝は巨人に任せて、他の魅力を出すんだ、といった考えはもうありません。

 

矢野監督が育成目的で使ってきた選手がこのシーズンの最終局面において活躍するのか、がこれからの見ものだと思っています。野手では 佐藤輝明、小野寺、島田とか投手では 及川、村上、小川 とかがワンデーヒーローとして活躍するようだったら矢野監督の勝ちですね。

活躍しなくて優勝も逃したら、育成理論におぼれたダメ監督なのかもしれませんね。