飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

自営業の飲食店の命綱を意識した・・・

今週のお題「好きなお茶」

私、ファーストフード店でコーヒー飲むの好きなんです。その日もフラッとお店に寄ったら、昔一緒の会社で働いていたH君にばったり会いました。それなりに近況の話なんかをしていて「70歳くらいまでは頑張れそうだ」と私が言ったら、H君は「体力が心配ですね」と言ってくれた。私は「体力がなくなってきたら人を雇うから大丈夫だけど、売り上げをとるためにメルマガとかインスタとかのSNSで細かく発信する粘り強さが保てるかは心配だな」と言いました。

私はこれを言った時、「あっ」と思いました。自分で自分の言葉に驚いたんです。

H君は今も外食チェーンで働いているんです。彼らは売上に対して影響力のある行動がほとんどとれません。テレビコマーシャルや新商品、営業時間などの戦略はすべて本社が決めますので、その現場効果を最大限に拡大することが主な仕事です。本社が冴えていたら、こんなに楽しい事はないです。本社に連携、連動するために体力、経営体力のようなものを常に研ぎ澄ましておくことも要求されます。

私たち自営業者は売上が上がらなけれな、ステージに残れません。キャッシュがなくなるからです。どうやって売上を確保するかをいつも考えています。売上が無ければスタッフィングの心配もありません。短期的なプロモーションなんか打ってもぜんぜん当たりません。リピーターを増やし、関係性を深めて、また来てもらうとか 紹介してもらうとか・・・。地道な発信は命綱です。

 

ですからH君は体力を気にしていて、私は売上を気にしていたんでしょう。
独立して6年目、すこしは自営業者らしくなったのかもしれませんね。

自営は自営らしく小規模な戦いを繰り返していこうと思います。たまにはゲリラ的な奇襲もしますけどね。