飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

スシローさんに謝罪したい。 すごいもん見た!!

スシローさんの「伊丹荒牧店」に行きました。このお店は全国のスシローさんのパイロット店になっているようです。

私が驚いたのは、お会計時「お皿を従業員が数えに来ない」事です。いつものようにタッチパネルの「会計をする」のボタンを押したら、瞬時に私の食べた皿数が価格別に表示されました。自分のたべたものと照合したらばっちり正解です。

無人化」というか「近未来化」というか、進歩的な開発も、ここまできたか!と感動してしまった。スシローさんに最大限に賛辞を送りたい。

おもえば3年くらい前に、このお店が「無人会計」を始めたとき、私はフェイスブックで批判コメントを書いたのですが、その件についても謝罪したい。申し訳ありませんでした。

このお店はここ数年で、カウンターは2席ごとに仕切り(アクリル板とかちゃちな物ではなく)を設け、直通ラインを全テーブルに配置したりしていました。天井にはおびただしい数のカメラを装着したりして物々しかったのですが、それでいて就業員の声もよく聞こえたいたり、新しい商品を積極的に対面で宣伝してくれたり(今は感染症対策でやっていないようですが)無人化というよりも、より近未来化した繁盛店を目指していたのだという事がよくわかりました。その根気強い投資(莫大だと思う)、お店の人達と一体化した真摯な現場対応等に賛辞を送りたい。

まだ完成形ではないのでしょうが、その過程において切磋琢磨している状態を見て、批判をしていた自分を恥じています。本当に申し訳ない。

たとえば数十年前、くら寿司さんが皿にバーコードを付けて30分でレーンのお寿司が自動廃棄されるシステムを作った時もびっくりして感心しましたが、今回はそれ以上です。「できっこないだろう」と思う事をしてくれたからだと思います。全国展開できるのかどうかわかりませんが、私は絶対にしてほしい。

蛇足かもしれませんが 最近、同業のもうひとつのチェーンが「回転すし屋を脱却した回転すし屋」という標語を作り、値引きとプロモーションを連発しています。比較してみても、スシローさんの何年にもわたる研究と投資とはレベルが違うように見えます。

 

でも。こんなとこで批判して、実は見当外れで、数年後に謝罪しないといけなくなるかもしれませんから、これくらいにしておきます

 

とにかく「スシロー万歳!!」だ