飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

解除後の初めての週末、いろいろありますわ。

時短要請解除して最初の週末、けっこうなご来店がありました。ありがたいです。久々の外食でお酒も飲めるので、のびのびした感じになりますな。

自粛要請期間中に送った「誕生日のコースプレゼント」はがきが沢山かえってきたり、皆さんも解除を楽しみにしていたのだなと感じます。

おやっと思ったのは21時以降のご来店がまだない事です。店内は21時以降もお客様はいらっしゃいますので、営業感は十分あると思いますが、新規のご来店が無い。長い間、早めに夜を切り上げる習慣がついたのか、「早く来て早く帰る」感じは抜けてないですね。ご来店時間が早くなっているので、アルバイトさんのスケジュールを変える作業を毎日しているような気がします。

もうひとつ「おやっ」と思ったのは、5人で予約されたお客様の1組が「横並びで2人と3人に座れますか。無理だったらいいです。」とサイトに書きこんでこられたことです。

なるほどな、知事が「4人以下で」って言ってるから気にしてるのか。とはいえ当店は4人席と6人席しかバリエーションが無いし、もうほとんどの席が予約で埋まっているので、無理な相談です。

っていうか、「4人席に4人」お座りになっているのと、「6人席に5人」お座りになっているのと、「どう違うのか?」と言われても、答えが見つからない。「知事が言うてるからです」とは言いたくない。この発言に対する知事のスタンスは「お願い」であり任意判断。根拠も薄く、法的対応もないし、協力金にもないから、お客様が5人で座りたいと言われれば、そのまま通すしかないです。テーブル間の間隔は十分だし、焼肉屋は換気も十分なのですから。

お客様の動きを制限するなら、自分で根拠を持ちたいのです。

たとえば、「火事になるから炎が立ち上るような焼き方はしないでください」とは、自信をもって言えます。しかし6人席で専用の排気ダクトを持っているテーブルを5人で利用したらあかん、とは言えないなあ。

こんなんばっかしです。どこまでも民間を信用しないから、リーダーである知事も信頼されず、分断が解消されない例です。

見かけでは「要請解除」されましたが、根底では解除されてないのです。

本当に「解除」するためには、法律の制定実施により、医療体制をコントロールができるようになる必要があります。


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