この間、ご近所の方にご利用いただきました。そんなに忙しくないはずの日でしたが、普段の倍くらい売れました。当然満席です。ひといきついたときに、ご近所の方々が「今日は忙しいですね」と話しかけてこられました。
あきらかにいつもより売れているので、そういうふうなお話をしました。
するとご近所の方は「でも、お店の体制がバタついていないことがすごいと思う」と言ってくれました。予想外に忙しくなると、ホール係さんが足りなくて殺気立ったり、極度にサービスが遅くなったりすることをおっしゃってるんだと思います。
実は、それには秘密のアクションがあって、、、
「もしかしてすごく忙しくなるかもしれないがヒマかもしれない」、と予測が難しいときのホール配置のコツがあります。
通常ホールに3人配置したいなら3人のアルバイトに働いてもらうでしょう。たとえば6時間働く人が3人(合計18時間)だったといしましょう。でも、売上げが伸びそうな気配を感じたら4人で調整して18時間にしておきます。
つまり忙しくなりそうだったら延長交渉できる余地を作っておくということです。
23時退勤の人と21時退勤の人を作っておいて、夜の売上げが伸びたら21時退勤の人に延長を願いするという方法もあります。
そうすればプラス人数でホール営業できますので、大きな売上げを受けやすくなりますし、殺気立つ事もありません。
でも、延長交渉前提だったことは私しか知りません。とってもいやらしい考えなので、「言わぬが花」ですが、そのノウハウを記入しますと。
日頃の感じをつかんでおいて、延長してくれそうな人を配置しておくことはもちろんですが、「もしよければ延長できませんか」と丁寧にお願いする事も忘れてはいけません。この手法は頻繁に使うとスケジュールモラルに悪影響がでますので、勝負所だけに使うテクニックです。
最初から「延長するかも」とかスケジュールに記入しておく、とかのセンスのない行動は慎みましょう。絶対にシステム化してはいけません。退勤時刻をうやむやにすることはシステム破壊ですので。
こういうことができるような人間関係を構築してから、細心の注意を払い、個人的かつ公式に要請する事がポイントです。無理ならばあっさり引き下がります。
「じゃ、やるべきなのか?やってはいけないのか?」となりますが、この微妙なニュアンスの違いを理解できるかどうかがポイントなのです。
というようなお話をさせていただきましたところ、感心され喜んでいただいたような気がします。
充分な人数を採用している事が大前提になるのですがね。
こういう手法は「裏技」であるべきです。でも、こういう手法はあります。