飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「18歳のコミュニケ―ション力」と日々付き合う私

アルバイトのK君が突然私に話しかけてきました。

彼、「〇月〇日、ゼミが遅くなります。」

私、「・・・・何時から来れるの?」

彼、「夜まであるので、(アルバイトに)入れません」

私、「・・・じゃ、お休みになるんだね。わかりました。」

で、一応会話終了したのですが、20秒くらいあとに

私から

「やっぱりおかしいわ・・・・。こういう事は『すみませんけど』から話し始めてくれないとスムーズに入ってこないよ。キミが決まっているスケジュールをキャンセルするんだからね。決してキャンセルを阻止したいと思っているのではないが、キミの今の話の進め方はおかしくないか?」と言いました。怒ったわけではありません。

彼は、少しフリーズしましたが、すぐに状況を理解して「すみません。気が付きませんでした。言っていただいてよかったです。」と答えてくれました。

18歳前後の人には、人間同士が会話をする上での最低限の誠意の在り方を知らない人もいます。「非常識」とくくったりするより「噛んで含めて教える」事が必要だと思います。手がかかります。彼はこれから、いろんなバッシングに合うと思います。彼の挙動を見ていると、例えば「上司の前で腕を組むな」とか言われるタイプの人です。一緒に働いているので、悪気が無いことや、真面目な人であることや、仕事覚えが早い人であることが感じられてはいますが、いかにして彼が「世渡り」していくのか心配です。

反面、

同じ18歳なのに Sさんは、すごく上手に先輩の懐に入ってきます。質問もうまくて、どんどん人間関係を築き、先輩と食事する約束を取りつています。うまいもんです。将来が透けて見える感じがします。でも「世渡り上手の罰当たり」感がぬぐえない。

18歳の若者って、いわゆる社会常識とかコミュニケーション力において個人差が激しいですね。でも、「ゼロが1か」の差みたいなもので、どちらも社会で通用するような力量ではないので安心してください。

そのややこしい人達と一緒に仕事している私にこそ、一番忍耐が必要なのです。いちいち目くじら立ててたら、体がもちません。楽しみながら、傷つけないように、ときどき指摘してあげるくらいがちょうどいいです。