飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

大学3年生のスケジュールが消えました

アルバイトさんの1月の希望スケジュールが集まりました。

3年生(来年4年生)の方のうち3人から「1~2月は働く事ができないと思う」との意思表示をいただきました。就職活動に専念するからです。ほかの3年生2人も稼働日は一気に減りました。

頼りになる上級生が働けなくなるのは痛手ではありますが、これは彼女らを採用したときからわかっている事です。

このタイミングを生かし、困難を乗り越えることによって1~2年生の稼働時間や責任分担が増加し、より強い組織になっていきます。

1~2年生の人数はそろっています。感染騒動でモチベーションが保てるのか心配しましたが、自粛解除後の売上げ増加によって、ハリも出てきました。

3年生には「ここで休んでくれないと困るねん」とは言いにくいので、「就活を全力で頑張ってください」と伝えています。

 

実は、この時期、一番頼りになるのが「4年生」です。卒業も就職も決まっているので、余裕があるし、オールマイティですし、卒業旅行とか行くから適当にばらけて働いてくれるので都合も良い。なにしろ付き合いが長いので、私の立場や考え方をわかってくれているので安心できる。1~2年生にとって優しい「重石」になってくれています。

今の3年生が就職活動を終わらせた頃、4年生はもういませんが、その絆は永久に失われないと思います。

こんなふうに長期的にバランスの取れた組織・システムを作って、モチベーション&トレーニングを繰り返せば盤石です。

そのシステムを維持しながら、新しい採用方法の開拓や、斬新な福利厚生の実行などのチャレンジをしていく事もできます。

それにしても、企業の採用活動の早期化&長期化が激しいですね。

就職協定がなくなってすぐに、感染騒動がおこり求人が減少しているので、求人が遅くなるのかと思っていましたが、早期化したまま長期化しているようです。

買い手市場なのでインターンシップとか言って判定期間を長く持っても、応募者(学生)が逃げない事に気が付いたのでしょう。

より良い人に巡り合いたいと思う事は良い事ですが、相手の「学生生活の充実」も考慮して長すぎないようにしてほしいものです。

企業と社員の関係性として、

採用活動のときから 福利厚生&モチベーションは始まっているのですから。