とある牛丼チェーンのお店にいきました。
店内はすべての席がアクリル板で仕切られていて、食券を買えば店員さんが券をとりにくることもなく大きな画面に出来上がり番号が表示される最新システムに改装されています。いわゆる「非接触対応」です。
店内には「新しい日常を私たちと」というポスターが掲出されています。
ニューノーマルを積極的に取り入れていくという企業の意思表示なのでしょう。
ポスターの中身は
店舗の取り組みとしてパーテーションの設置、店内と厨房のアルコール消毒、手洗い・消毒体温測定 などが記入、宣言され、お客様へのお願いとして マスク着用とか 大声での会話がご遠慮ください、、とかが記入されています。そして「安全と衛生管理をお客様と共に」と書いています。
で、店内は・・・・
アクリル板を固定している両面テープが粘着力を失ってしまっていて、アクリル板が倒れています。テープの表面には髪の毛のようなものが付着していて、清潔感が無い。
「看板に偽りあり」とはこういう現象の事ですね。
企業としては「自分たちは頑張っている」ということを早く世間に向かってアピールしたいんでしょうが、まずは従業員や店長が理解しているか?納得しているか?
そういうアピールをしたとして、現場に実践できる能力があるのか?能力が足りないなら、何か他の仕事を減らすなどして調整できないか?とかの吟味が不足しているんでしょう。
両面テープでとめただけなら、必ずこうなるのは予測できただろうに・・・・
アクリル板が取れたら、また、両面テープでくっつけたらいいだけです。それを現場がやらないのは、企業とお客様との約束を「自分たちが約束している」と思ってないからです。
何をするにも基礎的な人材育成とコミュニケーションを点検しないと、こんなふうに恥ずかしい事になりますね。
経営者が現場に興味が無いなら気づきもしないでしょうけど。
できない事は宣言したり約束したりしたらあきませんね。ええかっこしいな会社に見えました。