飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

真冬に「店内常夏」っていいなああ

寒波が襲来しています。

お店の暖房は強化されていますか。

 

昨日、仕事帰りに、おなかが減っていたので、とある牛丼チェーン店に入りました。

店内が寒い。

どこからか冷たい風が入ってきていている。

厚手のダウンを脱がずに食事をしましたが、寒くて味もよくわからない。「勘弁してくれや」と思いつつ完食してお店をでました。あったかいお茶と味噌汁の味しか覚えてませんでしたわ。

 

飲食店というのは一元的にいうなら「建築物」であり「設備」です。

夏に暑い店とか、煙がモクモクした焼肉屋とか、冬に寒い店とかでも、繁盛店はあります。お店のトータルイメージの中でお客様が面白がったり、許容したりできるなら、それも良しですが、お客様が寒さで不快な状態になっていたら、どんなに美味しいモノをだしていても無意味ではないかしら。

 

大阪の天満は ビニールシートで繁盛しているお店が集まっていますので、何度も勉強にいきました。天満では真冬の寒い時期には 店内で業務用の大きなストーブをガンガン焚いるお店が多い。

表に「店内常夏」という告知をしているお店もありました。従業員がアロハシャツを着ているお店もありましたよ。

 

「あー、繁盛店ってこういうことだな」と心に刻んだ光景でした。

 

だから、寒くて暖房が機能しないとき、飲食店はなりふり構わず、お客様が快適に食事できるように手を打っていくべきです。

私のお店でも、冬は寒いので、大きなストーブを入れています。ダクトのON,OFFもこまめにしますし、いろんな席に座ってみてどこに座ると寒く感じるかを調べて、電気のヒーターを設置しています。焼肉店ですから、「風に流れ」があるんですね。

 

「冬は寒いのは仕方がない」なんてことをいっていたら 繁盛店なんかできない。それどころか、真冬にお店を暖かくできないなら業界に生き残れないのだ、と理解すべしです。

夏に涼しくすることも同じだと思います。でも居酒屋はだいたい夜の営業なので、暑さはやわらいでいることが多いです。問題は冬の寒さですね。

 

建築屋さんは平均的な暑さ寒さに合わせて設備を作りますから、最大級の寒波が来たら暖房能力が足りなくなるのは、ある意味正常な事だと思います。だからそうなった時にどういうふうにお金をかけてしのぐのかを知っているからプロなんじゃないでしょうか。

 

ニューノーマルで換気が大切とか言うてますが、多くの飲食店は換気しながら店内温度を管理できる理論はもってないんじゃないですか。政府や分化会言うてる事だけ聞いてたら商売を失うことになるかもしれませんよ。

 

怖い、怖い