飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「良い、人の扱い方」ってありますよ

従業員さんには、「今日も来てくれてありがとう」「次もよろしく頼む」って、ちゃんと言う事が大切です。たかがアルバイトだろ!っていうような態度は厳禁です。そういうことは皆さんご存じだと思います。

 

しかし・・・

 

最近、よく聞く言葉で「エッセンシャルワーカー」があります。直訳すると「必要不可欠なお仕事」なんです。

通常、お医者さんとか消防署とか警察官さんを指すのでしょうね。感染が広がってエッセンシャルワーカーの仕事に支障をきたすのは問題だ・・・とかの使い方のようです。

英語で言うから、それなりに聞こえますが、「必要不可欠な・・・」って、すべての仕事はその人にとって必要で不可欠なんじゃないかな。

こういう例で「不要・不急な外出」という言葉があります。不要不急な外出ってどんな外出かな。

目的地がある外出はすべて必要な外出だとおもいます。その目的が「遊ぶこと」であってもです。

なんとなくイメージは伝わるのですが、よくよく考えたら、「おかしいなあ」ってことありませんか。「不要不急な外出は避けてください」というなら、「中止する事ができる外出はやめてください」って言ったほうがいいんじゃないですか。

エッセンシャルワーカーとか言わずに、「感染が広がればあらゆる業種が機能しなくなります。」と、いっておいたあとに「医療従事者さんも足りなくなります」と伝えたほうが受け入れやすいと思います。

 

さもなくば、「お医者さんがエッセンシャルワーカーなのは理解できますが、医師会の会長はエッセンシャルワーカーですか?」とか、嫌味のひとつもいいたくなるのです。

人間とはそういうものです。

社会から「あなたの仕事は必要不可欠ではありません」と、言われてるのに、社会の要請を受け入れろ!って言われても、素直に聞けないんじゃないかな。

人間とはそういうものです。

人間とはそういうものですから、大変だし、面白いですね。

気を付けたいと思います。