アルバイトのSさんは大学2年生でホール女子です。明るい性格です。毎日帰るときお客様用の「あめちゃん」を一粒持って帰るのを楽しみにしています。おそらく帰り道の間、口に入れて楽しむのでしょう。
最初は「あのー、あめちゃんひとつもらってもいいですか?」と聞いてきましたので「いいよ、いいよ、かまへんで」と答えてました。でも、慣れてくると何も言わずにあめちゃんを選ぶようになりました。嬉しそうに選んでいるので、私もおちょくりたくなって「アッ万引きや」とか「泥棒やあ~」とか言ってふざけています。
彼女もそういう雰囲気を楽しみつつ、「2個もらおっかなあ」とか言うてます。
実にほっこりした時間です。彼女はもう完全に店舗に馴染みましたね。
もう一人の2年生のMさんは、とにかく「おしゃべり好き」です。かわいらしい高い声でずっと話をしています。だいたいは「彼氏が欲しい」話です。結構可愛らしい人なので彼氏なんか何人でもできそうに思うのですが、どうも男性の前では、調子が出ないようですが・・・・。あんまり細かい話までは聞きたくないので、私は客席をうろうろして、会話に参加しないようにしています。
早く彼氏を見つけてほしいですね。彼女は高校3年の12月から働いてくれていますので、完全にお店に馴染んでます。細かいことや微妙なことについても説明の必要はありません。今年は3年生になるので、シフトの中核的な人材ですね。
やっぱり、1年生より2年生、2年生より3年生のほうが 気心が知れるので、コミュニケーションも楽ですし、お店は安定します。
4年生はもう「神」で、ビジネスの裏側的な話もできる。
ちなみに、4年生の恋愛話はもう「ヤバイ」ので、絶対に聞かないし他人には言えないですね。
大学生さんといつも話をしているとこういう温度感がわかってきます。突っ込んでいい話と、突っ込まないほうがいい話題の見分けもつくようになりました。
やっぱり、退職を予防するには、ひとりひとりの個性を理解して、「居場所」をつくり、馴染ませていく。これが王道です。
こうなると、辞める意味がありませんから。