飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

リーダーの「損切り」能力

申し訳ありませんが、

今日はまん延防止特別措置で急に店休にしましたので、つい映画鑑賞に出かけてしまいました。

今日封切の映画だったのですが、1,000人は入れると思われるホールにお客さんは9人だけでした。

3密回避はOKですが、映画関係者もアタマが痛いでしょう。マンボウの威力恐るべしです。

 

1日の陽性者数が全国で8万人を超えたようです。

これを受けてか、政府は濃厚接触者の隔離期間を短縮したり、都道府県では保健所が陽性者に行う聞き取り等の機能を外部委託するなど、「現在のシステムでは対応できない」事を、認めたようなアクションを進め始めました。

「陽性者の隔離基準の緩和」と聞けば心配かもしれませんが、そんな不安感必要ないでしょう。重症者は少ないし、致死率は低いですからね。

今は、例年のインフルエンザ並みの爆発的な感染をしていますので、実数を一つ一つ追いかけてたり、厳重で長期的な隔離を続けていたら、どんな国でも医療や社会が崩壊します。病気としての危険度が下がっているのですから、それに合わせて隔離体制も緩和されるだけです。自然な事です。

 

しかし、どんな事業においても、「対策強化!!」という号令は勇ましいので、すぐに実行されますが、「規制緩和」はなかなか実行されないですね。

 

どんな世界でも、今より強化したい仕事の分野があるなら、他の分野の仕事を取りやめたらいいんだと思います。無理がないでしょ。ほかの業務が無くなれば、残った業務も質はあがりますもんね。

 

でも、凡人リーダーというものは 緩和策や仕事の廃止を決める時のスピードが遅い。一時的に無理やりやってる時期を経験させないと、要らない仕事の整理ができない。

仕事を始めるスピードだけではリーダーの評価はできません。無駄な仕事を廃止するセンスのほうが重要です。

 

せっかくの緩和策が「苦しまぎれ」に見えるのはセンスがない。

 

知らん人は知らんでもいいですが、、、、、

最近話題の「牛宮城」(=芸人の宮迫さんがはじめたい焼肉屋)の事で、

キングコングの西野さんが、損害を出し続ける宮迫さんに対して「良い経営者とは上手に『損切り』ができる人だ」と言って撤退を勧めていました。たしかにだらだら損害を出し続けてしまうと事業が取返しのつかない状態になります。

 

粘ることも大切ですが、それだけがガンバリではない、ということですね。

今回の感染対策も上手に緩和してほしいです。だらだらやり続けて、国家の損失を出し続けることがないことを期待します。

 

最近「牛宮城」の件をユーチューブで何本か見てます。飲食の経営についていろんな人が勝手な事をいっているので、納得したり批判したりする文章も書いてみたいですね。