飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

有名人のお客様もおられますけどね

「ご縁」というのは不思議なものです。

今の地域でお店を初めて7年目になりますが、1年目、近所にお住まいの「芸人」さんが、なんとなく訪れらました。結構全国的に有名な人です。その後も継続してご来店されますが、その芸人さんはファンが多いので、ご来店されるとお客さんが少しざわつきます。

7年通われていますので、だんだん仲良くなってきて、「あーこの人は気さくな人で、サインとか写真とかOKなんだな」とわかってきたので、お店で色紙を用意しておくようにしています。

突然、飲食店で好きな芸人さんに会ったお客様が、「どうしよ、、サインも欲しいし写真もとってほしいねんけどなあ・・」と思案されているようならば、

私から「〇〇さんは サインしてくれますよ。サインもOKだと思います。色紙ありますけど使いますか」と、言ってすこし”背中を押して”あげます。そうするとファンのお客様も勇気を出して芸人さんに話しかけていきます。生涯忘れられない思い出ができるのでしょう。泣き出したりする人もいました。

お店としてはありがたい限りですね。

同じように阪神タイガースのコーチ(元選手)の人も家族連れでご来店していただいていました。最近お母さんと子供さんだけでご利用されることが多いなあ、と思っていましたら、、、、、ある時点からタイガースのスタッフ・選手は外食がほぼ禁止になっているそうです。もし感染したら、球団のみならず社会に与えるダメージも大きいから、より厳しくしているのでしょう。事情が分かると気の毒になりました。

この話を知ったきっかけは、お子さんが当店でアルバイトだからです。当店のホール係はマウスシールドを装着しているのですが、その彼女が「私だけ不織布マスクにできませんか」と言ってきたからです。

最初は、「うちの店は感染者も出してないし、換気も完璧なのに、なぜそんなことを言うのだろうか?」と思いましたが、よく聞くとお父さんの球団の方針を家族としても守りたいとの気持ちでした。

私は単純ですから、一転して「ええ娘やなあ」と感動しました。もちろん許可です。

いろんな事情、いろんなケースがあるものです。よく言ってくれたと思います。やっぱり最終的に、良い決断をするときは、は話し合いの濃さ、深さが必要ですね。

早くご家族で外食できるようになって、我々とも「ご縁」が深まればよいなあ、とも思います。