飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

他人の仕事に平気で指導する人達をどう見ているか

飲食業って すごく親しみのある業種ですね。

飲食業に全く携わっていない人でも、「どういう店が売れるか」とか「こうやったら良くなる」とか方法論を持っている人も多いです。飲食評論家なる職業もあるようです。

最近はNETで店舗を評価する人も多いし、ホリエモンとか宮迫さんとかが飲食業に参入してきてYOUTUBEで動画発信したりもしています。

 

誰がプロでだれがアマチュアなのかわかりにくい業態でもあります。

 

でも、やっぱり「この人はほんまもんのプロ飲食業者だな」と思わせる人はいます。そういう人の特徴として、

 

・店舗を総合的に捉えていて考え方のバランスが良い

・発言が慎重で顧客目線、相手目線をもっている

・店舗ごとに状況が違う事を理解している

・揺るがない実績をもっている

・Simpleな理論の運営なのに、かんたんにマネができない

・持続力が抜きんでて強い、信念を曲げない

・めったにケンカしない・ケンカする必要がない

 

他、いろいろな特徴があるでしょう。

 

特に私が言いたいのは、

名人の域にいる人は、たいていシンプルな理論を語ります。

でも、その理論は長年にわたる試行錯誤や勉強や失敗に裏打ちされていて「理解はできるがマネできない」レベルにあるといことです。

 

飲食業は間口の広い業種ですので、奥の深い人に出会うと圧倒されます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

最近、ウクライナへのロシア侵略についてのニュースばかりです。

オンタイムで戦争の実態を見る事は無かったので映像に釘付けになります。客観的な事実をもっとしりたいとは思いますが、私には、「どうしたらよいか」なんて語れる気はしません。

 

でも、NETやテレビで自前の解決策を語る人も増えてきました。

事実を伝えるのではなく、将来の解決策を「指導」するひともいます。

自分は戦争した事ないのに、国際紛争の解決に携わったことなんかないのに、解決策指導をしてるだけでも滑稽なのですが、当事国の人に説教したりする人もいます。

 

私から見れば、「大将!この店ビールをも少し安くしたらもっと売れるで!」とか「こんへんの飲食店のやり方はこれやで!」とか言うてくる酔っぱらいのおっちゃんにしか見えません。

もうちょっと辛辣な言い方をすれば、飲食店側が(うるさいなあ。ほな、お前、借金してやってみろや!)と言わない事を知っていて、ほざいてる人に見えますね。こまった客です。

今はそんな人に出会う事はありませんが、グランドオープンしたころはちょくちょくいてました(笑)

 

ホンマに経験があって、実力がある人は、慎重に謙虚に伝えてくれます。