飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

人材育成は緊張とリラックスの繰り返しです。

4年生のMさんが

「今月は、同じ4回生同士で働く事が多いんです。」って言ってました。嬉しそうです。

 

気が付いたか・・・・!

 

これは、計画的人材育成が進んでいるから起こる現象です。

 

4月以降入ってきた新人さんは、未熟ですから、どうしても上回生とペアで働くことになる。したがって上回生同士で働く機会は少なくなる。

 

しかし、1年近くたてば、いつまでも上回生に頼り切っていては、成長しませんので、(チャレンジとして)下級生は下級生同士ペアになって働く事になります。

 

そうすると必然的に 上回生は上回生同士働くことになります。そうすると彼女らはトレーニング業から解放されて、楽しくなるし、息の合ったペアになるので、サービスがレベルアップします。

 

下級生は下級生同士働きます。

ある程度基礎的なチカラがついているので、なんとなるかな、っていうレベルではありますが、チカラを合わせて乗り切っていきます。サービスレベルが下がらないように、私からの指示やフォローは増えますが、このレベルまできたら「任せたら伸びる」「褒めて伸ばす」ってことです。

 

下級生は同学年同士で働くと、ほんまによくしゃべるし、笑うし、楽しそうです。昨年秋ごろまでは、仕事が上手くいかず大変だった人もいますが、誰しも慣れてくるものです。

 

最高学年が卒業していなくなっていることもあって、職場が一気に活性化したような雰囲気になります。

 

この活性化してのびのびした楽しい雰囲気の中で「新1年生」を迎え入れます。

 

新1年生がはいってくることが「緊張感」を生みます。

 

そしてこの「緊張した新1年生」を秋ごろまでに、盛り立てて育成するのです。

 

そうするとまたリラックスした職場に戻ります。

 

毎年、こういったリズムで人材育成を進めていきます。真面目さや、ある程度のプレッシャーも有効ですが、最終的に楽しさやリラックスしたムードにつながっていないと、良い職場とはいえない。

 

現在は最もリラックスした感じですが、いよいよ新1年生が入ってきますので、来月ぐらいから、緊張した職場になっていくでしょう。

 

今年はコ〇ナの影響も少ないので、あせらずに、じっくりと育成に取り組んでいきます。