飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

面接で一番難しい事は 「不採用にすること」じゃないかと思います。

面接で一番難しい事は

「不採用にすること」じゃないかと思います。

 

「この人を断ってしまった後、他に応募者が来ないのではないだろうか?」

「条件が合ってないけど、まあいいかな」

 

と、いった気持ちが働いてしまって、不採用にするべきなのに、採用してしまって、あとから困るのです。

 

「全員が人材になる」と前回のブログに書いたので、

一見矛盾するように聞こえるかもしれませんが、

条件的にマッチングしていない人を採用しても必要な人材には育ちません。


働く時間がとれなければ育成も無理ですね。

 

最近の面接でも・・・


良い人なのですが、家が遠くて、帰り道が怖いので21時30分にはあがりたいとの要望のある人でした。シフトが上手く組めないかもしれません。悩みました。

 

いつ働けるのか、何時まで働けるのか、1か月のどれぐらいスケジュールが空くのか、予定は1カ月前に確定するのか等 その人のスケジュールについては、細かく確認しないといけません。

 

面接するほうは、真実が明らかになるような聞き方をしなければならない。

「日曜日は働けますか」なんて聞くのはNGでしょう。「はい」と答えればいいだけですから。


「何曜日に働きたいのですか」とか「週のスケジュールを教えてください」とかの質問方法を使って相手に話をしてもらい、その上で「なぜそうなんですか」とかの「WHY」を使ってさらに相手のスケジュールや生活時間を明確にしていきます。

 

質問はスケジュールに関する事ばかりなのですが、その答え方で性格も見ていくことができます。

 

そうすると第1印象では「採用できるかな」と思っていた人が「無理やな~」となる事があります。

 

そうなると私の中で、上記したような葛藤が始まります。

 

で、アタマを冷やす意味で「1週間待ってほしい」と言います。

 

その後3日くらい考えて、結論を出します。


その際もいろいろ質問した事によって具体的な事実があれば自信をもって決断できますが、質問が下手で具体的な事実が少ないと間違った判断をしてしまいます。

 

毎日勉強です。