リーダーが上手に人材育成を成功させながら、お店を盛り上げていくコツはいろいろあると思いますが、大切な事はポリシーを決めたら、浸透させて、変えない事だと思います。
たとえば私は「お客様に再来店していただく事が一番大切」とポリシーを伝えてますが「個別にやる事は場面によって変わるのでルール化しません」という「ルール」を打ち出しています。
お店のサービスはいつも同じルールで運営できるとは限りません。局面によってはやり方を変えたり、超えたりする必要もあります。お客様に合わせる、ということです。
ポリシーさえ伝わっていれば、毎回違う事をしていても「このリーダーは矛盾したことを言わないな、信頼できるな、」と思ってもらえるし、組織も成長する。
逆に、リーダーが「日和見だな、うそつきだな」とかの印象になれば組織は凋落するでしょう。ポリシーの段階で納得させていなかったら、こうなります。
昨今「日常のマスク着用をどうするか」についていろいろな報道があります。
暑くなってくると熱中症の危険がある、子供のメンタルや精神的な成長に影響がでる、欧米の国ではマスク着用の法律を撤廃しているところが多い、医師会が外ではマスクを外しても良いのではないかと言っているとか、いろんな情報がで出ています。
でも、街をあるけばマスク100%、百貨店などに入ろうとすればマスク着用と手指消毒を求められてる。
日本の知事とか首長のみなさんも、だんだん「やばい」と思ってきたのでしょう。「経済に与える影響への心配」とか、「どうしたらいいんですか?」という市民の問いかけも出て来てると思います。
だから「新しいルールを決める必要がある」とか言い出しました。
でも、もともとこれは「誰が決める事」だったんでしょうか?
ポリシーとしては「個人が決める事」となっています。究極にはこれが憲法の精神だと思います。電車や飛行機など公共性が高い所は施設の管理者が決めたらいいと思いますけど、これまた個別な企業にまかせっきりで首長は法律を定めない。
外国のように法律で決めていたならば、法律を改正すればよいのですが、日本ではマスク着用に関して一切法律を定めていません。
でも、首長は「ルールを守ってください」と平気で言っていましたね。これは矛盾です。首長が言う「ルール」は法律や条令のはずですが、マスクに関しては、それが無いのですから。
法律や条令で決めていれば、元に戻す時も手続きは簡単だったのですが、「雰囲気・煽り・同調圧力」でコントロールしていたので、どうやったら戻るのかもわからないのでしょう。自分のすべき仕事を回避していたからですね。
大阪や東京では首長も議員も法律も決めずに、国民を「煽り」でコントロールしました。
こういうリーダーは最終的に矛盾した事を言うので信頼されなくなります。
これからは法律なんかないのに、ルール(法律・規則)が確立しているように見せていた人に罰が下るような気がします。
こういうのも「答え合わせ」ですね。