飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

なぜ、目的地を見失うのかがわかりました

昨日は 「シン・ウルトラマン」を観ました。

 

昨日映画館に行くために125CCのバイクで走っていて気が付きました。

 

「道路標識はベストなルートを示しているとは限らない」

 

昨日はエキスポシティの映画館に行ったのですが、(大阪近郊の地理が解らない人、すみません、なるべくわかりやすいように書きます)まず、片側3車線の専用道路を走る事になります。エキスポシティに行くためにはどこかで側道に上がっていかないといけないのです。

 

道路標識の看板は全部で3か所あります。

 

1つ目のエキスポシティ行を示す大きな標識に従うと万博外周道(5Km)を余分に約1周走る事になります。タイムロスが激しいのです。

 

2つ目の看板はとても小さくてほとんど見落とします。っていうか側道に入ってから看板がでてくるので、片側3車線の専用道路から側道に入る目印にはなっていません。しかしこの道に従って進むと最短距離で到着します。

 

3つ目の看板が見えた頃には、手遅れです。どこかでUターンしなくてはいけません。

 

おわかりのように2つ目の看板が正解です。

おそらくこのルートは道が狭いので、看板を目立たないようにしているのだと思います。いろんな事情があるのでしょう。

 

いつもまちがってしまうので、意識して行くのですが、やっぱり、よく間違います。毎日走っている道ではないので 何番目の看板が正解だったのか、覚えていないのです。

 

でも冷静になって、視野を広げてみると 

エキスポシティには”大観覧車”があるので、大観覧車に一番近いところで側道に入ればいいのです。大観覧車はとても大きいので、ずっと手前から見えています。

 

これに気が付いてからは道をまちがうことはありません。

 

 

1970年大阪万博のために作られたエキスポランドがエキスポシティになった

 

現代の人間の特徴として、目の前に見えている光景が認識されていなくて、ナビや標識ばかりを頼りにしているってことはありませんか?

 

無意識にマニュアルだけが正しいと思っていて、目の前に目標たる事実が大きく見えているのに、認識できていない・・・・とか

 

正解が解説されている「標識」を探しても それが正しいとは限らない。

 

すくなくとも、目の前の光景は現実である。

 

飲食店のビジネスにおいても、(他の何に関してでも)専門家の意見や、書籍、コンサルの話も大切ですが、まずは目の前におられるお客様が楽しそうか、不機嫌か、表情はどうか、食べ残しは無いか、どんな会話をしているか、とかの観察をしっかりしたほうが良いですね。

 

お客様がご満足されることが最初の「目的地」なのですから。

 

看板を頼りにするあまり、目的地が目の前に見えているのに通り過ぎてしまうような事をしていてはいけない。

 

短い時間で目標を達成する人、つまり、達人・名人・と言われる人はこういうことに気が付いているのだとおもいます。