飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「アルバイトさんが急に辞めてしまった!」対策の真実は

「アルバイトさんが急に辞めてしまった・・・・・!」

というキャッチコピーをつかったバイト専門「人材紹介」の会社の宣伝告知を、みました。

「即戦力を紹介しますよ」ってことだと思います。

 

このビジネス自体に問題ないし、今日だけの戦力とか、イベント時の戦力を補強したいときには有効でしょう。継続雇用はしたくないけど、今だけ、人が必要な時もあります。

 

しかし、継続雇用したいのにアルバイトが急に辞めてしまった場合、とりあえずこの会社にお世話になる事が正しいのでしょうか。

 

いてほしいのに アルバイトが急に辞めたら まず、やる事はその原因を把握する事です。

 

私のお店でも、急に希望スケジュールが大幅に減ってしまったり、「来月は働けません」とアルバイトさんが言ってくる場合もあります。

 

そういう時はまず「了解」と答えて、

しばらくしてから、「ところでなんでなの」と聞きます。

 

最近掴んだ理由の実例をいくつかあげますと、

 

・彼氏ができた(笑)

・もう一つのアルバイト先が極度の人不足に陥った

・あこがれのUSJでアルバイトすることになった

 

等々です。

 

どれも、社会人たる私からしたら「ええかげんにせいよ」といいたくなるような理由ですけど、学生さんの優先順位は根本的に違うのです。

こんなことで怒ったり失望したりしてはいけません。

 

しっかり理由が把握できれば、

それが一時的なものか、継続的なものかを判断して、店舗のスケジュールの成立をおびやかすような事態になるのかどうかを吟味します。

 

店舗のスケジュールがちゃんと成立するならば、笑って「そーかー」と言ってればいいです。

 

人材として離したくない人ならば、すこしでも働いてもらうようにお願いしたりします。

 

ちなみにUSJで働き始めた人は そのハードさと朝の早さに負けて、すぐやめました。(でしょうね-、と思った)いらん事言って引き止めなくてよかったです。

 

「休んでもらったら困る」というのはNGワードです。

アルバイトは時給なんだから、店長がそんなこと言う権利はありません。

 

そういうとこをはき違えていると「急にやめてしまった」になると思います。「急に辞める」行動にでそうな信号を キャッチできていないから「急に辞める」ように思うのです。

 

予兆があるのです。

 

事故でもないかぎり「急に辞める」人はいません。これがホンマの話です。