飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

昨日は「有事」でしたが、なんとかリーダーシップの切り替えで生き残りました。

春先に雇った1年生をだんだん成長させなければならない。今はそんな時期です。

 

昨日、土曜日でしたが、夕方ピークを新1年生2人と3年生1人でホールを運営しました。案の定、満席になります。経験10回以下の2人がどう頑張ってくれるか?私や妻がどうコントロールするのか、試される時間です。

 

こういうときに必要な事は「真剣さ」です。「まなじりを決して戦う覚悟」を求めます。変なリラックスは邪魔です。

 

そんな時、「ジムビーム」を「ジムビール」と書き間違えている人がいて、それを読んだ人が「え、ビールなの?」ってなって、少し笑いが起こりました。普通なら、「和んでよかったね」って瞬間です。

 

しかし、私が「笑ってる場合ではない!ミスなんだから。もっと慎重にやってほしい。このままでは絶対に大きなミスになる」言ったので、ぴりっとした雰囲気にもどりました。(そもそもバーボンウイスキーたるジムビームが何なのかわかってないレベルなんですから)

 

小さなミスのうちに対応しておかないと、大きなミスになる!と言う事を言いたかたんです。なぜなら、「経験(戦力)不足を補うのは真剣さ」だからです。満席は1~2時間くらいで終わるのですから集中しよう。

 

その後、案の定というか・・残念ながらミスが起こりました。

 

1人が商品をちがうテーブルにサーブしてしまいました。幸い、他の人がそれを見ていたので「違う、違う」と言って修正し、おおごとにはなりませんでした。

 

緊張の糸というものは切ってよい時と、切ってはいけない時があるのです。

 

基本的にはやさしいリーダー、リラックスさせるリーダーが良いとされています。

それは否定しませんが、有事に優しすぎたり、現場で戦いが始まっているのに平時の論理をふりかざしてくるリーダーは無能だし、従業員にとって「邪魔」です。

 

充分な実力のあるメンバーで戦っているときは、リラックスさせればよいでしょうが、経験不足で不安を持っているメンバーを使ってあげるときは、違ったリーダーシップが必要でしょう。

 

そこを間違ったり、逆になったりしたら、勝負は負けるし、チームは崩壊する。

 

戦いが始まれば、全責任はリーダーにある。平時の論理や雑音に騙されてはいけません。

 

人生幸朗師匠

 リーダーが、状況を把握した上で、リーダーシップスタイルを切り替えて対応しチームの勝利を目指しているとき、外部の役立たずが、そのリーダーシップは良くない、とか批判してくるのは、我慢ならない。