飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

正しく勝つ、正当に勝つ、相手を敬う、が勝者の条件かも

6月7日の夜、井上尚弥選手とノニト・ドネア選手のボクシングの試合がありました。当店はアマゾンプライムと契約しているので、「TV放映しますよ」ってインスタで宣伝しながらの営業でした。

ボクシングファンには、まさしく『世紀の一戦』なのですが、ホール女子のみなさんはほとんど興味なしです。

 

中継があったせいかどうかわかりませんが、それなりにお客さんも来られました。

 

井上選手のパンチが早くて、何がなんやらわからんうちに勝ったのですが、

 

後でよく見て、

私を感動させたシーン。


ノックアウト決定後、真っ先にリングに上がってきたのは井上選手のセコンドでした。これは井上選手のお父様です。

 

お父様は井上選手のところにはいかず、ドネア選手に向かって走っていました。レフェリーがドネア選手を抱きかかえてコーナーまで運ぼうとしていたのを手助けしてたのです。

ドネア陣営のセコンドたちは、呆然としてしまったのか、リングの外でドネア選手が運ばれてくるのを待っていました。

 

本当はドネア選手のセコンドが真っ先にリングに入って世話をしないといけないのでしょうが、ドネア選手がたったの2ラウンドで負けてしまったことに対してセコンド全体が我を失ったようにも見えました。それほど衝撃的に井上選手は強かった。

 

本当は、頭を打たれているドネア選手が途中で転倒して、さらに怪我を負ってはいけないのです。そこを心配しなければならないのです。

 

井上選手のお父さんの冷静さ、スポーツマンシップ、礼儀、武士道精神、人間性が、こういう『強くて強くて愛される選手』を育て上げたのでしょう。

 

我々は各々の世界で「勝つこと」が目的で生きているのですが、「正しく勝つ」「正当に勝つ」「相手を敬う」事が出来なければ、敗者と同じなのだと強く感じました。

 

皆さん、一度映像をみてください。

 

※とある作家の方が同じことをツイートされていました。「スクール☆ウオーズ」の原作者お方のようです。同じこと言ってすみません。

 

ノックアウト直後、お父さんリングに入って来る!

お父さんそのままドネア選手を抱える。セコンドはいまだリング外