飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

偏見デスが・・お局様論の続き

偏った意見を書きます。

 

少し前に書きましたが、

 

あるお店に「お局様」がいました。ほかのアルバイトさんはとても彼女にきをつかっていました。でも普段の彼女のサービスレベルはひどいものでした。

 

実は、この「お局様」、そのお店でいちばん、アピアランスが良いのです。髪色も染めていなくて、ピアスもしていないけど可愛らしい顔で、スタイルもよいのです。

 

ほかの人はこの人より見劣りします。

しかしサービスのレベルは「お局様」が最悪なのです。

(そして、いつもほかの人をいじめているのでしょう。)

 

おそらくは、店長さんとかその上司が来たら、「よい子」になるのでしょう。

 

お店はルールでこの人を改善させられないどころか、この人はルールをうまく使って自分は評価を高め(お客様の評価は低いのに)、ライバルたちを辞めさせ、自分の引き立て役になる人だけを残します。

 

ほぼ天才的な実行力があります。

 

こういう人は商売の本来の目的に照らし合わせると間違った行動をしているような気がしますが、見かけのルールには従っているのです。

 

これが「お局様」の一つのパターンです。

 

髪色規制のあるお店でいきなり金髪にしてくる人は正直すぎます。「番長」タイプで「お局様」にはなれないタイプの人ですね。

 

「お局様」とか「番長」とか、イヤな言い方をしましたが、従業員の中に自然にリーダーシップが発生するのは悪い事ではありません。

 

「商売の目的が置き去りにされる事」に問題があるのです。

ですから、経営者は

どういうときに

どういう人が

どんな理由で お局さまになるのか?なぜ理想的なリーダーになれなかったのか?

を、知っていなければならないのです。

私の場合、不自然に従順な新人は要注意だとおもっています。これも一つの判断基準です。

 

こういう判断には過去からの経験が必要です。飲食店経営だけでなくPTAとか学生時代のクラブ活動とか、各種の経験も役立つでしょう。

 

お局様は「両刃の剣」です。ちゃんと使えることができれば、大きな戦力にもなります。