飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

新人歓迎会をいたしました。成功です。

昨夜は「新人歓迎会」でした。

 

今年の新1年生スタッフ6人を皆で歓迎しました。

 

食事をして自己紹介するだけの宴会ですが、非常に重要なイベントです。

2016年から毎年実施しています。当初はカラオケしたり、面白い企画を探したりしていました。しかし現在では食事と自己紹介だけにしています。

 

なぜならば、一番大切な事は「1年生同士の友人関係を構築すること」だと気がついたからです。

 

彼女(彼)らは、新しいアルバイトを始めたばかりです。育成期間でもありますので、ここまで同時に1年生同士が働く機会はまずありません。全く仕事ができない人を同時に2人以上入れ込むことはリスクが高すぎるからです。

 

しかし、職場に慣れてくるに従って「ほかの1年生(同級生)と仲良くなりたい。意見交換したい」と思う気持ちも強くなってきます。

 

いつしか、そういう気持ちに答えるための宴会に変わっていきました。

 

案の定、1年生6人は ずーっと話し込んでいました。なにやら遊びに行く計画も立てているようです。

 

本来はアルバイト同士がつるんで遊びに行く事は「よろしくない」と考える店長さんも多いかもしれませんが、そういう考え方は間違っています。「古い」とも言えます。

年齢の近い人間があつまれば、当然発生する流れです。「当然発生する流れ」を止めれば「不健全な組織」になる、と思うべき。

 

こういう事の真の問題点は「お店の営業に支障をきたす」事です。ですから、どうすればお店に迷惑をかけずに集まれるかを考えさせるような流れをつくればよいのです。

 

こういう時に頼りになるのが「上級生」で、上級生が上手いやり方を教えてくれる事が最良の対応策です。職場が崩壊しては元も子もない事を教えてくれます。

 

この宴会で、4年生の自己紹介もありますが、「他のアルバイトは1日で辞めたりする私ですが、ここのバイトは4年まで続いています」とか「大学生活で唯一続いたのはこのバイトだけかもしれない」など、言ってくれていました。4年生たちは時々集まって遊んでいるみたいですが、お店に一切迷惑はかからないので私は実情をよく知りません。でも楽しそうです。

 

毎年、歓迎会・卒店式の繰り返しで年会2回の宴会を実施しています。コ〇ナ禍でもやってました。この伝統は守り続けていきます。それだけの価値はあります。