飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

SNSの活用に関する持論と不満

当店では SNSについてインスタ・ライン公式アカウント・メルマガを中心に使っていて、グーグル、フェイスブックはそれなりに活用しています。

LINEはブロックされていない「ともだち」が約500人、メルマガは580人、インスタフォロワーはだいたい500人。

重複している人もいると思います。

 

公式LINEとメルマガにはクーポンが搭載されています。だいたいご来店されるお客様の組数の30~40%くらいがクーポンを活用されています。

 

近隣のお住まいのリピーターの方を囲い込む意味で有効だし、ちょうどよい利用率だと思っています。近隣の方へのちょっとしたサービスですね。

 

過去、「会員獲得キャンペーン」のようなイベントは一切実施していません。(会員になってくれたらクーポンが送られるような形式だけはあります。)

無理に会員を集めた感じはまったくないです。

 

そもそも、こちらから情報を伝えることによって、お客様と直接つながりたいから始めたシステムです。

公式LINEには手軽なので薄い情報を送ります「今日は12時開店です」とか「明日は定休です」とか「クーポン入れ替えました」とか、お客様からちょくちょく質問される項目を送ることが多いです。ですから週に4~5回送信してもうざくない。(LINE VOOM=タイムライン)にも入れます。

 

メルマガはもう少し、長くて濃い文章です。夏のおすすめメニューの説明とか、阪神タイガースの応援コメントとか、感染対策とか写真も多めに添付しています。私たちのスタンスを理解してもらう「読み物」になっています。したがって週に1~2回の送信です。そこには公式LINEアカウントのURLが貼ってあります。

 

インスタのタイムラインにはほとんど毎日、なにかの写真投稿をしています。投稿にはLINEアカウントのリンクを貼っているので、そこからライン公式アカウントへ誘導する役割もあります。タイムラインは直接送られてこないので全くうざくない。

 

こういうふうにそれぞれのアイテムを連動させながら、バランスをとっています。

 

しかるに、ラインのコンサル会社の人達は「公式LINE配信は週に1回が基準で、それ以上送るとブロックが多くなります」とか言うてきます。

 

LINEみたいな軽いアイテムが週1回配信でお客様がご来店いただける「動機」が作れるのでしょうか。

 

LINEショッピングとかLINEスタンプからのお知らせは毎日きますが、これは逆効果だとでもいうのでしょうか?LINEの運営している企業は毎日配信してくるじゃないですか。いったいこのコンサルたちの忠告の根拠は何なのか?

 

ブロックされたらアカンのでしょうか。ブロックしてもそのお店を利用する直前にまた繋いでクーポンをとるのではないでしょうか。ブロックしてくれたほうが、むだな配信数をつかわなくて済みます。LINEは月1000本を超えると有料配信になります。当店は500人の会員に配信しますから、3回目からは有料なのです。

 

そもそも、配信数を減らして、売り上げを高めるなんて「ウルトラC」は無理です。コンサルのみなさんは「きれいなLINEアカウント運営」を目指していて、売り上げにどう反映させるかはあんまり考えてないと思います。