飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

アルバイトはなぜ辞めるのか?

アルバイトはなぜ辞めるのか?

 

特に、卒業とか就職とかの区切りではなく、急に辞めてしまうのはなぜでしょうか?

 

大きく分けるとその原因は2つあると思います。

 

ひとつは、「最初から条件が自分の生活や学業のスケジュールと合ってなかった」

もうひとつは「辞めたくなるような、つらいことがある」の2つです。

 

ひとつめの原因は案外見落としがちです。面接をしたとき、面接側が「すこし条件があわないな」とか「仕方ないな」と妥協した事がアダとなってしまう事です。

これに関しては経営者が自己反省するしかない。反省を重ねることによって、適正な面接基準を得る事ができます。これは「未来につながる失敗」としましょう。

 

ふたつめの原因は、お店で働いているならわかることでしょう。

先輩と後輩の関係で、言葉が荒いとか、言ってる内容が矛盾しているとか、いわゆる「いじめ」にあたるような事とか、寒すぎるとか暑すぎるとか、スケジュールがアルバイト本人の意思を無視して強引に作られている、とか。

そういう環境で数年営業していると、ある程度その環境に順応して働いてくれている人もいるので、経営者も「これでいいんだな」と思いがちになりますが、そうではないのです。

 

常識に照らし合わせて、無理な環境を作ってはいけない。

 

スケジュールは希望を聞いてあげないといけないし、お客様から見えない場所では少しリラックスさせてあげないといけない。相手は人間ですから。

 

早期退職者が多いときは、「規律は必要最低限になっているか」を確認しましょう。

 

もちろん、店長のポリシーで作ったルールは押し通してください。それがお店の雰囲気をつくります。でもそれほどのポリシーもなく作った規律ならすぐに撤廃してください。

 

規律を作れば作るほど、それが辛くなる人も出ます。またちゃんとしたルールが無いからやめたくなる人もいます。

お店のルールは明文化されているものと 文章になっていないものがあります。どちらも大切なもので、早期退職に影響するのです。

 

この2つをバランスよく管理・運営できれば何も心配することなく、卒業や就職するまで働いてくれるでしょう。もしかしたら卒業・就職しちゃったのに、頼めばときどき働いてくれる人もいるかもしれませんね。

 

では、具体的に現場でどうするのか、をお話するとなると、何日もかかるかもしれませんので、直接ご相談ください(笑)