飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「謝ったら済むことやで」

最近の出来事です。

 

新人が数分遅刻してきました。まだ数回しか働いていませんが、その数回のすべてが数分遅刻していましたが、今回は5分くらい遅れていました。

私は(なにか、勘違いしているのかもしれないな。)と思いました。

 

新人は普通に入ってきたので、

私は「キミ、遅刻してるやんか。遅刻したらあかん」と真面目に言いました。

 

新人は「ギクッ」とした顔をして 何も言いません。

 

なんで遅刻したんだい?とかを聞いても、答えることさえできないようでしたので、「もう、遅刻するなよ」と言って、その場を終わらせました。(約1分くらいで終了です)

 

で、それなりに働いているうちに、遅刻を指摘ことも忘れ、働き、まかないを食べてもらって帰りました。私が「今日のまかないはどうだい?」と言っても、新人は反応が鈍かった。この日は元気が無くなってしまったようです。

 

で、仕事が終わって帰った後、この人からLINEが来ました。読めば、遅刻の件を謝罪するものでした。しっかりした文章で謝罪し、今後遅刻しないことが表明されていました。たいそうな代物です。

 

私は思いました。

「高校は出たけれど、きちんと怒られた時、うまく謝る・ちゃんと謝ることに慣れてなかったんだな」

 

私が叱ったのですが、その𠮟り方の強度は最大を10とすると「1」ぐらいの強度です。「言っておかないといけないから叱った」程度のものです。その強度で自分を失って、挙動不審になりました。

 

この新人は関東の有名な進学校の人ですし、普通に話しているときは人なつっこくて面白い人ですが、極度に打たれ弱かったのですね。

 

最近の義務教育・高校教育はどうなってんねん?と思いました。

集合時間に毎回数分遅れても平気な顔をして入ってくる。

そこを突かれてしかられると、どう謝ったらいいのかわからずあたふたする。

もちろん、これから人間形成する時期ですから、仕方ないと思っていますが、18歳から選挙権が発生する世の中でもありますので、どんな人でも「遅刻はしない。遅刻して叱られたらすぐに謝る」ぐらいの事は、最低限できるようにしてあげてほしい。

 

私が叱った理由は、遅刻した事だけではなく、5分遅れているのに普通に働き出そうとしたからです。「遅刻しても問題ないと思っているのではないか」とさえ思わせるような行動を見て、確認する意味で指摘したのです。でないと、他の人に示しが付きません。

 

 

ある意味、迷惑でもないし、怒ってもいないので、冷静に伝えしました。

 

 

こういう場合「あやまったら済むこと」なんだから、引きずるなよ~。

 

こんな感じで謝ってくれたらええねん