戦争について語るようなブログではないのですが、ウ〇ライナと〇シアの紛争について、興味深い現象がありましたので、「人手不足のメカニズム」として書きます。
戦争は今すぐ終わってほしいのですが、、、
もともと、いろんなビジネス戦略の作り方の起源は軍事作戦の作り方に起因するそうですから、生々しいニュースからも勉強できる事もあるかな、とは思います。
9月になって〇シア側の兵隊さんが足りなくなって国民から30万人動員する、とのことです。徴兵(招集)みたいですね。
2月に作戦を始めたときは15~19万人くらいの兵隊さんが参加していたようなのですが、多くの方が負傷したりお亡くなりなってしまったようです。
評論家の話によると〇シアには下記のような不安材料があるそうです
最初の15万人の兵隊さんの中にはベテランもいたのですが、負傷したりお亡くなりになったので、今や30万人の新兵さんを教育する将校がいない
訓練期間は4か月以上と定められているが、それでは間に合わない。
今回徴兵した30万人は経験不足。最前線でつかえるのか?
無理やり徴兵しているので「国を守る」気概がない
最初の作戦が失敗したのは 補給や通信システムの不備が原因だったが、改善されていない。
最前線に裁量権が無くモチベーションが上がらない
2月に侵攻開始したときの作戦は失敗で、兵力を失った。今は相当な方向転換をしている。
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これって、飲食店の「人手不足」の原因分析や まちがった対策に陥るパターンと一緒ですね。
しっかりメンバー育成してグランドオープンしたが、うまくいかず、みんな半年で辞めてしまった、とか。
みんな辞めたので、募集したが、営業しながら、新人育成するトレーナーもいない、とか。
そんな職場だから悪評が立って、だれも働きたがらない、とか。
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この場合は、なぜ最初のメンバーか全滅に近い状態になったのか・・・補給や通信のシステムを改善することが最優先でしょう。戦略自体も考え直す必要さえある。
飲食店においても、なぜみんな辞めたのか、考えないといけない。
そのシステムの改善の見込みがついてから、少しずつ人員を増やすか、ベテランを借りてくるかが次のアクションですね。
トレーナー役がいないのに、もといた人数の倍近い人数を募集するなんて、バカげています。
現場を新人ばっかりにすると、さらに退職者は増えるし、お店の売り上げは下がります。利益は大きなマイナスになります。
こういうことはとても気を付けてやっています。
当店は大学生だけでやっているので、1年生が「新人」ということになります。各学年は同数採用としていますので、全体の4分の1(25%)程度が新人となります。逆にいえば75%は教育係になれるメンバーです。
この状態を保つ限り、現場が緊急事態になることはありません。
戦争を語るブログではありませんが、世の中で起こっている事を分析すると、組織運営における共通項目が現れてきます。
人手不足になるメカニズムはどんな組織でも同じなのだ、と学びました。
戦争はすぐに終わってほしいと思います。