飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

「策士、策に溺れる」 ってことを考えました

阪神タイガースベイスターズに勝って、クライマックス1STステージを突破しました。この試合、また「バント」に関する面白い現象がありました。

 

1点負けていて攻撃中、ノーアウト2塁で、近本選手に打順が回りました。ベンチのサインはバントでしたが近本選手は2回失敗しました。

ヒッティングに切り替えたら、フェンス直撃の2塁打を打ちました。

 

私は「好調な3番バッターに、なぜバント?」と思っていましたので、「ほらみろ」と思いました。

 

その後4番バッター大山選手にもバントのサインを出して、バント失敗してアウトを重ねましたが、5番の原口選手がタイムリーヒットを打って逆転したのです。

 

ベンチの作戦はことごとくハズレです。

 

 

阪神ファンのみなさんはこれに気が付いてますか?

 

 

6月4日のブログでも言ってますが、私は主力バッターへのバント指示はダメ、と思っています。(大山選手はバントした翌日ホームラン3本打ったのです)

 

「策士、策に溺れる」というのか、ランナーを返すべき打順の人に送りバントさせたら、誰がポイントゲッターなのでしょうか。

 

 

監督、指導者は 各人の役割を決めたら、その責任を果たすようにサポートすべきです。

 

 

 

強いチームを作りたければ、何を大切にするべきか?

 

 

 

誰でも、大事でプレッシャーのかかる場面で、不慣れなポジションに回されたら、成功率も下がるしストレスも発生します。

 

勝つために、(成果を出すために)何を準備してきたのかを考えて、一番熟練した場所で高い生産性を出させる事こそが 「強いチームを作る事」です。

 

中心バッターは 普段「送りバント」なんかしないのです。

 

飲食店においても、お店が忙しくなってきたときや、イベントの時などでも、普段と違うポジショニングを使うのはなるべく避けたほうが良いです。

 

就業員を信頼して、やり慣れた仕事をさせていれば、最大限の成功にはならなくても、普通に成功します。

 

策に溺れてしまったら、大失敗するかもしれませんね。