飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

全員大学生で店舗運営する利点

何人かのお客さんから「いつもアルバイトさん可愛いですね」とか「人手不足になんかならないんですか」とかの話題を向けられました。

 

よくある事なので、いろんなお話をするのですが、最近私か、説明する事としては、

「アルバイトは全員大学生です」という事ですね。

 

こう言うと、経営者目線としてフリーターのほうが使い勝手が良い、と思っているお客様のほうが多いですから、逆接的な興味をそそるようです。

 

それのほうが、会話が楽しいですから、そのまま話題を変えずに続けます。

 

で、いちばん意外性のある言い方は、

 

「全員大学生の利点は、卒業したら辞めてくれることです。すなわち正確に退職時期が予測できますから、計画的な募集・採用活動ができます」と言う言い方です。

 

このへんで、お客様は目を丸くする事が多いですね。

飲食店長からそういう考え方を聞いたことがないのでしょう。

 

考え方としては 少数派だと思います。

 

どんな組織でも「活性化」には 苦労します。

 

長年働いてくれている人の配置転換や退職勧奨など、「痛みを伴う改革」になる事もあります。これはしんどいし、難しい。

 

その点、全員大学生だと、4年で卒業しますので、活性化は約束されています。ですから、店長は「人材の採用と育成・活用」に全力投球します。

 

これは ある意味ラクです。

 

結果として、卒業まで滅多に辞めないチームが出来ました。

 

お店として「卒業式」(卒店式)をしますので、忙しくて辞めそうな人も最後まで在籍してくれます。

 

切ないけど、一期一会を大事にする関係になるような気がします。

 

いろんな活性化策がありますが、どんな方法を取ってますか?

皆さんも一度、活性化について考えてみて欲しいですね。

 

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