飲食店長のブログ ~ 人材戦略の実践レポート

実際に飲食店を経営しながら、そのノウハウを突き詰める

バイトさんのキャンセル対応について

冬になると、アルバイトさんが風邪をひいたりしてスケジュールがキャンセルにあることが多くなります。コ〇ナ期間は特にナーバスになってもいます。

昨年までなら、売上げも期待できなかったので、適当に対応していてもなんとかなったのですが、

今年は売上げが回復していますので、従業員が不足している日に対してはきちんと対応しておかないといけません。

 

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来月のとある日曜日にキャンセルが発生しました。このままでは人員不足になります。

 

全員の希望スケジュールをチェックしましたが、その日に希望を出している人は、他にはいませんでした。

 

その日に希望を出している人がいれば、その人に頼むべきですが、あいにく、いなかったのです。

 

ですから、その日に希望スケジュールを提出していない人の中から、その日に働ける人をみつけないといけません。

 

こういう場合、私は何名かの人へ個人ラインで「すみませんが〇月〇日〇〇時から働けませんか?」とメッセージを出します。で、誰かからOKの返事が来たら、他の人には「すみませんが先ほどの依頼は解除します」と出します。めんどうですが、そうします。

 

”期限内に出された希望スケジュールの中からお店で働く人のスケジュールを作る”というルールは守りたいのですが、"今回は私の側からおきて破りをするのだ"という意識を持つことがポイントです。

 

原因が他の従業員のキャンセルであっても、"店長側がおきて破りをしている"という意識をもつことが重要だと思います。

 

ですから、おきて破りのコミュニケーションをする相手を最小限にするためにも、個人ラインを使います。

 

絶対にやってはいけない事は、店長がLINEグループに「〇〇さんがキャンセルしたので、誰か代わりの人いませんか?」と全員にメッセージを出す事です。

 

これは最悪です

 

おきて破りが システム化してしまうのです。

さらに、

こんなメッセージで 誰か入ってくれるなら苦労はいらないし、

もしこのメッセージで自分から入ってくれるなら、最初から希望スケジュールが出ているはずです。

いろんな無理や矛盾・理不尽が発生します。

 

そもそも店長だったら、代わりに誰が入ってくれそうか見当がつくでしょう。そうでないといけない。全体に出したらリスクが多い。

 

こなやり方で、働いてほしくない人が「入れます」っていて来たら断れますか?

 

ですから、おきて破りの行動は最小限に抑えて、システムは維持するように気を遣うのです。

 

おきて破りっていうより ”裏技”ですかね。

 

裏技はウラにあるから価値があります。オモテに出してはいけません